2014年9月13日土曜日

ガール水道橋(Pont du Gard)

ガール水道橋(ポンデュガール,Pont du Gard)

約2000年前に作られた水道橋。

今、さかんに100年後のコンクリートの品質を語っていますが、過去の2000年前の構造物から学ぶ必要があるでしょう。13年前に訪れていますが、2000年のうちの13年は、一瞬ですね。何も変わっていませんでした。

同じ石で、ほぼ同じ個所、環境条件でも、そのまま切り出した時の石のエッジが残っているもの、風化して丸くなっているもの、が混在しているのが印象でした。圧縮部材なので、一切、補修(石を埋め込みなおす)というのはできないと思いますので。石の品質にも差異があるというのが、こうやって並べられたことによって、2000年経過してわかるのでしょう。

石自体の品質だけでなく、切り出した職人のスキルの違いがあったとしたら、すごいですね。単なる仮説ですが、有能な職人が切り出した石は節理の方向から非常に耐久性があり、そうでない場合にはすぐに劣化する、とかあったりして(単なる妄想)。その違いも作って100年ぐらいはまったく違いが出なくても2000年たつとこのように差異として現れる、など・・・。

全体的に、水が流れるところ(表面、漏水箇所)は、やはり劣化が早いようです。










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