2019年5月9日木曜日

学ぶこと

大人が学ぶことを体系的に研究し、実践者でもある、中原淳先生。ブログも拝見しつつ、著作にはまっている。

プレーヤーからマネージャーへと成長する方法等、独学でやってきたことを体系化して学ぶ機会を与えてもらい、大変感謝している。日々勉強と実践である。

「組織開発の探究(中原淳+中村和彦、ダイヤモンド社)」を昨年12月に購入したものの400ページの力作で、第1編を読んだところで止まって積ん読になっていたのだが、4月に入り、著者が自らオンライン読書会を開くというアナウンスがあって、参加してみることにした。定員400名の日本最大のオンライン読書会ということで、気になっていたがどうしようかと思っているうちに定員に達して、その後忘れていたところ、たまたま4/25の東京出張中の移動中に本人のブログで追加募集というのを知り、これは何かの縁だと思ってすぐに申し込んだ。すぐに満員になっていたので本当にレアなタイミングだった。

土木学会への出張で、出張がなければ、授業中だったので、このブログもその時間に読めていなかっただろうし、ラッキーとしか言いようがない。さらには、出張中は、独りで考えることが多く、様々なアイデアが浮かんだり、自分を見つめ直す時間でもある。そういうシチュエーションが、よし、参加しよう、と思わせたのもあるだろう。

さて、1章しか読んでいなかったその本を、読書会までには読了したく、結局ゴールデンウイークの終わる2日前までかかってしまったが、読み応えがあった。400ページを3日掛けて読破したが、そういう強制的なものがないと、なかなか読めない。

さて、本日、19-21時にオンライン読書会が行われた。350余名が同時にアクセス。実は恥ずかしながら読書会とはどんなものかわからないまま参加したが、予め決まっていた分担者が、1章ずつ、本の内容を紹介してくれるものであった。一度読んで内容は頭に入っていたが、改めて紹介者の主観も入った説明のお陰で、より深く理解できたり、この人はこの部分を強調するのかと発見があったり、その人が追加で調べた関連知識も整理して紹介戴けたので、得るものが多かった。短時間の2回目の読書という位置づけだ。

途中に5分×3回の限られた時間であるが、ウェブカメラで参加している参加者が10名程度の個別グループに分れてディスカッションをする時間があった。そのグループ分けは、ランダムと思うのだが、私が入ったグループに、何と著者である中原先生ご本人が入っておられた!! 初めは、システムの不具合で全体会議から個別グループへの画面の切り替わりができないのかなと思っていたが、それが違うことがわかり、舞い上がってしまった。私の発言に対しても、きちんとコメントを戴き、会話のキャッチボールができた。

個別グループは本来は、参加者がそれぞれ意見を交換する場であったが、このグループは、読者と著者の会話になってしまったのは、それはもう仕方がない(笑)。必然的に、1名あたりの会話時間も長くなり、制限時間内にタイムオーバーで発言できなかった方に申し訳なかった。

さて、本の内容にうつる。

「探究(探求は漢字間違い)」というタイトル通り、組織開発についてのノウハウ本ではなく、その手法の起源や過去の変遷の説明に多くのページが割かれている。フロイト、デューイなどの、心理学というかその手の話が何度も出てくる。

学びの方法は、その組織によってケースバイケースで特定の手法は存在しない。その様な中で、原点であるその根底を知っておくことが、本質の理解に繋がる。腑に落ちた。もう1回読み直す必要があるが、ちょうど良い時期に素晴らしい本に出会えたと思っている。


夜の時間、全国で、様々な立場の人が、この読書会という勉強会に参加した。発表された方のひとりは、お子さんを面倒を見て、自家用車の中からオンライン会議にアクセスし、そこから自分の発表をされていた。

学びに国境は無い。

学校という職場で働いているので学ぶということを職業にしているが、自分自身も学び、研究者として日々学んでもいるし、香川県コンクリート診断士会というものを立ち上げてそこでみんなで学ぶし、地元で橋梁技術者の育成ということにも関与している。

今回のオンライン会議は、自分自身を見つめ直す良い機会になった。どうもありがとうございました。今回は第6章までで、今後第7章からの第2回オンライン読書会もあるそうなので、続きも参加したい。

2019年4月28日日曜日

【作品No.18】鉛筆立てNo.5のリフォーム

3年ぐらい前に、当時小学校4年の娘のために、鉛筆立てを作った。
https://kazuh-hayashi.blogspot.com/2016/11/blog-post_19.html

文房具は、長さが違うものがあるので、このように高さが異なる鉛筆立てとした。

その娘も4月から中学生ということで、気に入ってくれてはいるが、使うペンなどが増えたので、場所を増やして欲しいとのリクエストがあった。本人も頑張って、設計図を作ってくれたので、入学前に突貫となるが作ることとした。

かかった時間は、9mm板の買い出しを除いて、切断接着2時間、翌日硬化後に、研磨オイル仕上げ1時間であった。

製作日:2019/4/6~7
所要時間:3時間
費用:9mm厚 白木 380円。それ以外は既存のもの。

元のデザイン。

 右のスペースを切除。

 速乾木工用ボンドで接合。
 翌朝。
 電動研磨機で施工。既存部分を削らないように、アルミテープで保護。それでも貫通してしまったので。既存部分も結局再度研磨し直す。
 増設部分は、完全な斜めの平面とする考えもあったけど、完璧に設計するのは面倒だったのと、今から研磨で完全な平面にするのは時間を要するので、今回はフィーリングによる微妙な曲線としている。その辺もアートとさせて下さい。

いつも使っている仕上げオイル。何故これかというと、ホームセンターにオイルがこれしかないためである。

 完成後、色々な角度から。








文房具を立てた状態。

終わり。

【作品No.17】フォトフレームの改造

娘の好きなものづくりのひとつが、刺繍である。

その道では著名な先生の刺繍練習キットみたいな通信教育みたいなものをプレゼントされ、2回分終わったところである。12回分で終了という。薄くデザインがプリントされた布に、刺繍をしていくものである。

で、出来上がった12cm角ぐらいの正方形の刺繍を、学に飾りたいとのことで、額を買いに行った。本人は、ぴったりの額があると思っていたようであるが、写真を飾るフォトフレームのように、縦横比が2:3のようなフレームしか見つからない。

ということで、大きめのフレームを必要な寸法へ作り替えることにした。

日付:2019年3月2日 20:30~23:00
費用:フレーム料金108円×2個

100円均一ショップで購入し、それを切断して接合するシンプルなもので、作品としてここに紹介するのは恥ずかしいものの、今回は中身がよくできているので、紹介したい。


こののように、市販のフレームのままでは、上下に余白ができてしまう。再度いうが、おもての刺繍は、キットになっているもの。上下の余白のように、予め線ががプリントされている。刺繍の色も、糸が支給されてその通り作業するものである。


これを、

 このように、正方形になるように切断。


 単に木工ボンドでくっつけるだけのシンプルな作業。


白も同様に。



裏の蓋を止める金具も移設。


完成。 今回、突貫工事で、直線となる部分がズレている。隙間が空いているのも味がある、ということとしよう。

20:30になってからの夜間の作業で、さすがに、騒音を考えると、リズムよくギコギコ切るわけにいかず、ゆっくり、ギコ(休止)ギコ(休止)という風に静的な作業を心がけたので。1辺4回ぐらいで切ったと思う。そもそも作業台がないのと、切断後に研磨機を使えなかったので。

布をピンと張るために、裏でテープ止め。本当はこれも、ホチキスとかで止めたほうが耐久性があるだろう。

完成して娘の部屋の壁に。シリーズとして増えていくらしい。

2019年4月26日金曜日

50文字のメッセージ

2019年3月8日、高松自動車道4車線化全線開通。

NEXCO西日本が開催するその記念祝賀会に、お祝いメッセージを寄せて欲しいという依頼があった。それが、50文字でお願いします、とのこと。ツイッターでも140文字なのに、厳しい、と思いながら、是非と引き受けた。依頼文を見ると、おめでとうございます、などの言葉は省略をしてください、とのこと。

工事期間中これまでお世話になった6年間に対して心を込めてメッセージを作りたい。他の方にも多数依頼をしているとのことであるが、高専という立場は私だけであろうから、オンリーワンのことを伝えたい。この会がどういう場なのかわからないが、道路にだけでなく、「携わられた土木技術者」に向けた感謝のメッセージも送りたい。適切なキーワードも入れたい。さらには、一般にはそういう見方はしない、という意外性も入れたい。まあ、目立ちたいわけだ(笑)。

そういう思いを込めて考えた。

考え抜いた結果、以下の文章にした。

道のストック効果だけでなく未来を担う学生・子供達に建設技術・技術者の姿を焼き付けたフロー効果にも深謝
香川高等専門学校 建設環境工学科 准教授
林 和彦

ぴったり50文字。49文字ではダメですか→自分自身が許しません。

この文章を読んだ方々がどう感じたのかはわからない。最近はフロー効果(工事で地元が潤う)だけでなく、ストック効果(道路の整備後の利便性向上)が大事だと言われて久しいが、それが行き過ぎて、フロー効果も大事とは余り言いにくい気もしている。ただ、土木工学を目指して勉強する学生は、身近に工事がないと、自分自身のキャリア形成、ロールモデルを実感しづらいのではと高専に赴任して強く感じた。そういう人財を育てるというフロー効果もあることを発信したい。

さらに、この50文字を教材に、1コマの授業はできるだろう。


さて、その後高松自動車道工事事務所の広報から、「ぶらり東讃道」という広報の最終回Vo.26において、上記のお祝いメッセージを掲載して良いかと連絡があり、それも快諾。サンプルを見せていただくと、他の方のメッセージは軟らかい文章だったので、編集の過程で、「いたします。」を後ろに追記した。こちらは、厳密な50文字の制限はない。その号は既に発刊され原紙は戴いているが、pdfの公開はまだ完了していないとのことで、完了次第、このブログにリンクを貼りたい。

本屋での出会い 古地図販売

土木学会の出張帰りに、予約した新幹線の発車まで小1時間の余裕があったため、何となく思い立って、八重洲ブックセンターへ。

一階に古地図の販売コーナーがあって、引き寄せられる。入ったすぐの一角の壁一面にサンプルが展示されている。世界全図の古地図など、魅力的なものあるなと吸い寄せられ、日本全図の古地図、江戸の地図。凄い。しかも、安い。1000円台からある。

色鮮やかなのが印象的で、これは、本物の地図を写真で撮影して補正して印刷した復刻版というもので、内容は色を含めて当時のままという。浮世絵版画のような感じだ。

販売員の方に話を聞くと、八重洲ブックセンターではなく、古地図資料出版という古地図の専門会社が、期間限定で、このようなところで展示即売会をやっているとのこと。東京横浜を主体に廻っているとのことで、なかなか出会うことはないだろう。出張途中の空き時間にふらっと立ち寄った書店で今後もであうことはないだろう。

自分の興味もあるし、子供もなじめるようと思って、日本全図が良いなと思っていると、店員さんが、江戸の初期と後期もそれぞれあって時代の変遷がわかるのでは、と。なるほど。最終的に、江戸の初期と後期の古地図復刻版を衝動買い。1枚1800円と1300円だったかと。

古地図資料出版という会社で、展示即売会の情報はHPで流しているとのことで、必要なら通販もできるという。これは楽しみがまたひとつ増えた。
http://kochizu.server-shared.com/

帰って、妻と地図に見入ってしまった。時間つぶしになりそう。ご飯三杯食べられる。

先ほど、もう出会うことはない、と書いたが、多分今後はHPを見て、出張に合せて近郊で展示即売会があれば行くかもしれない!!








2019年4月18日木曜日

若手ではありません

40歳を過ぎると、若手と呼ばれる時と、そうでないときが混在してくる。若手向けと呼ばれる研究費の多くは30代までというのも多いが、それ以外では40過ぎはまだまだ若手と呼ばれることの方が多い。

最近、学内のとあるプロジェクトに対して、思うところがあって自薦で応募してみると、残念ながらあなたは若手ではありませんという趣旨のお断りのお返事をいただいた。それはたまたまそうだった、というのはわかるけれども、ひとつの区切りのような感じもして、とても心に響いた出来事であった。

今、香川高専の建設環境工学科の中で、材料構造分野として、3名の教員が一緒に講座を作り、大講座制のような形態の研究室運営を4月からスタートさせた。コンクリートの研究者が2名、4月から着任した構造の研究者が1名である。准教授(私)と助教2名で、私が職位のトップとなる。学生は本科生11名、専攻科生5名である。

4月のこの講座の発足に向けて、助教と定期的に会合を開き、1年間準備してきた。共通することによる、研究力の最大化、学生指導の量と質の向上、共通で使用する物品利用の効率化等、すなわちコラボすることのプラスの面を最大限に発揮することが目的である。

数回の全体ミーティングも終えて、既に走り出した。どう考えても、学生のPCはひとり1台は確保する必要があり、これは個々の教員が整備するのではなく、全体としてPCの台数と質を維持しなければならないと思っている。結果として、年度早々に4台を発注してそこそこの出費になったが、適切な投資である。

ここ数年、プレーヤーからマネージャーに移行することをひしひしと感じていたが、年度が替わってさらに進んできていると思う。時間が足りない、と言っていられなくて、とにかく頑張りたい。

2019年2月14日木曜日

パワー

先日、リペア会の定例会in高松に参加して講演してきた。

この立場にいると色々な団体からお声がけがあるが、特定の団体の肩を持つつもりはない。講演の依頼があれば、社会貢献としての責務から、可能な範囲で対応したい。団体同士は利害関係にある場合もあるかもしれないが、私としては、業界だけの部分最適化ではなく、土木さらにはそれを支える地域の観点で広く見て、地域が持続可能であるために今どうすべきか、という全体最適化を常に考えたい。

私の掲げたテーマは、ネットワーク・教育、であった。フライアッシュや四国の新設コンクリートの品質確保の話もしたが、元々メンテナンスに関係する団体ということで、そちらは余り技術的な話はせず、その中でもネットワーク・教育に関係する部分のエッセンスだけとした。

後者の説明が短かったため、理念の提示が多すぎて実際に実践している部分が紹介しきれなかった/伝わっていなかったのは残念であったので、次の講演では修正を。

リペア会というのは、材料、調査、コンサル、工事まで様々な業種の方が揃っているのが特徴で、全国から100人規模で多種多様な方が集まっていて、懇親会も面白かった。個人的に驚いたのが、土木の広報で有名な「デミーとマツ」のマツさんが来られたこと。一方的なファンであったが、今回お会いして、さらにその魅力に惹かれた。そのマツさんは、翌日は長崎にいたかと思えば、次の日には東に北に飛んでいて、行動力に感服。私も自称であるが、土木広報を担う者として、精進したい。色々実践して溜めているネタも、早く発信していかなければ。



この場に参加していた大学のOB、高校のOBの方とお会いする機会もあり、早速東京出張の空き時間に会うアポイントを取ることになった。

私にとっては、こういう会の参加や、幸いにも与えていただける講演の場は、熱いパワーをもらい、自分の活動を振り返る機会であるし、参加するからには相手にもパワーを与えたい。

名刺は多数用意したつもりであったが、最後5枚ほど足りなかった。いつもカバンに箱を入れているが半分に減っていたのに気づかなかった。こちらに赴任して丸6年、名刺消費量は、平均をして年間500枚である。コンスタントに名刺交換というよりか、こういう機会で1割は消費するので。

学ぶこと

大人が学ぶことを体系的に研究し、実践者でもある、中原淳先生。ブログも拝見しつつ、著作にはまっている。 プレーヤーからマネージャーへと成長する方法等、独学でやってきたことを体系化して学ぶ機会を与えてもらい、大変感謝している。日々勉強と実践である。 「組織開発の探究(...