2014年2月12日水曜日

本のある生活

高専に赴任して危惧したのは、専門書と触れる機会が減るのではないかという事であった。英文ジャーナルの購読などは、学校としての契約であったりしていかんともしがたい。日本語の論文集については、足りないものは追加購入して補っていきたい。この辺は、研究費との兼ね合いで、コツコツ集めていくしかないだろう。

ここで記したいのは、図書館との関わりである。

前職では、研究室から徒歩5分のところに理工系図書館があった。頻繁に出入りすることはなく、必要な資料が出た段階で、書庫などに赴いてコピーを取るという使い方であった。

専門書以外の、一般書については、ここ数年、amazonで購入する、自分で書店で購入するということを繰り返していて、大学図書館では実際に借りることはほとんどなかった。その理由として、中央図書館までは研究室から歩いて10分程度かかることや、勤務時間中に専門書以外を探しに行くのが何だか憚れたというのは言い訳であり、要するに身に着かなかったのである。

香川高専に着任して、図書館は徒歩2分程度、早歩きであれば1分あれば到着する。キャンパスは小さいので、逆にメリットである。

まだよくわかっていないが、新着本も多く、一般書は、そこそこ入っているようである。高校1年~大学2年の学年に相当する学校の図書館ということも有るだろう。

もう一つ、高松市立図書館は、子供が先であったが、利用するようになった。近所ではないが、それほど遠くなく、車で行けるので、身近になった。



amazonで購入したり、書店で購入することになると、どうしても立ち止まって考えてしまうので、そうこうするうちに読まない、というケースが多い。それに、購入となると、ノンジャンルで読んでいるつもりだがふたを開けると偏っている傾向はある。また、新刊のハードカバーは、重いし、(文庫本に比べて)高いし、と思っていると、よっぽどのことでない限り新刊を読まなくなってしまった。

借りるのであれば、ハードカバーで重くてもいいや、と思う。手元に置きたければ、その時点で買ったり、新書が出てから買うのでもよい。

こうやって図書館が利用しやすい環境にあることに最近やっと気づいて、また別の世界が広がりつつある。


図書館に関して今考えていることがある。中学生に土木工学の魅力をどうやって伝えるのか、ということは長年の課題である。書籍の紹介のみを第一弾とすると、それだけでは、学校の図書室にないと、市立図書館まで出向くのは敷居が高くなってしまう。市立図書館にない本も紹介することがあるかもしれない。そこで、今考えている第二弾としては、何らかの形で中学校に良質な土木工学の本を寄贈し、図書館に置いてもらう。それだけにとどまらず、〇〇中学校の図書館には〇〇の本がある、というのを、香川高専建設環境工学科のホームページにも公開して、建設環境工学科志願者にわかるようにする。そうすれば、自分の学校の図書館にその本があれば、読む敷居も下がるのではないか。また、ある学校に無いことが公開されることで、良い意味で普及の足掛かりとなるかもしれない。来年度は、4年生の担任を持ち、かつホームページ担当でもあるので、徐々に新しいことにトライしていきたい。

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