おさらいすると、マンション入居時の状態はこの写真のとおり。2013年3月の時点です。1枚の天板に、モデム類がごちゃごちゃ。
上部のケーブルを隠す家具は春に終わっていたので、下部の収納家具を冬休みに作製。
匠の技をご覧ください。(♪音楽♪)
基本は、赤松の集成材ですが、透明のニス仕上げです。メリハリをつけるために、下部の前面は、ウォールナット(木の種類)にしたかったのですが、これだけの大きさで板を入手しようとすると軽く1万円を超えます。それだけウォールナットは高価です。それに、この板厚もすぐには見つからなかったので、同じ赤松で塗装でごまかすことにしました。
引出しは、落下しないように、ガイドレールにしています。
扉のちょうつがいは、普通の家具でも使われている、ばね式のものです。これも、初めて施工したのですが、簡単にできることを知りました。
全体的に、色々と穴が開いているのは、内部の電気製品(ワインセラー、モデム類)の熱を逃がすためです。内部の気流も考えて空間を設定するなど配慮しています。
ウォールナット風の塗装は、着色ニスにしたのですが、見事失敗。12月末の極寒の中でベランダで塗装すると、塗料の粘性が高すぎて、筆が伸びませんでした。結局凸凹になり、色も濃淡が出てしまいました。薄め液を入れて粘度を調整すべきでしたが、気づいた時にはすでに遅し。何度も削って塗りなおそうかと思いましたが、時間切れでとりあえず組み込みました。
ところが、このムラも結局は素人日曜大工の醍醐味で、しばらく使っていると愛着がわいてきました。慌てて直す必要もないということで、そのままにしています。
極寒の時の施工の注意点を胸に刻んだので、次は失敗しません。
時期を同じくして、年末に、子供が小さい時から使っている家具の工場を家族で見学に行くことにしました。 高知県にある なかよしライブラリー という会社です。
横浜にいた時から、高知のこの工房の家具が気に入り、子供用書架2つ、椅子、そして長女の学習机を買い足してきました。ヒノキの家具で、決して安くはないですが、一生ものです。一度作っている現場を見てみたいと思っていて、この冬に行ってきたのです。子供も、自分が使っている机やいすと同じものがここで作られているのを見て、理解できたようで、行ってよかったです。
ここの家具は、ニスではなく、オイル仕上げで、使えば使うほど味が出てきます。そして、年1度ぐらい、オイルで磨くと、さらに色に深みが出てきます。今年は、購入して初めてですが、大掃除のついでに、全ての家具を専用のオイルで磨いてみました。
別件で、自宅で表面吸水試験装置の試作品も組み立てており、暫定のケースを手元にあった木で作りました。たまたま、上記のオイルが手元にあったので、ニスは塗らず、オイルの2度仕上げにしてみました。結構風味が出ます。ニスは人工的なので、自然な風合いの出るオイル仕上げにはまりそうです。今、その試作した家具(装置)は、細田先生の留学しているフランスに行っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿