今日は、京都出張。高専-土木研究所の連携した、橋の老朽化対策の研究会の会合が京都大学の楽友会館である。
家を8時半に出れば、11時には京都に着けるので、思ったより近いことを実感。これも、鉄道と道路の併用した瀬戸大橋があればこそ。家を出ると、朝から、もやがかかったかのよう。黄砂が飛んでいるらしい。京都に出ても、同じようで、タクシーの運転手も、最近は黄砂とPM2.5の影響か、山がかすむといっている。
昼から会議で、それぞれの委員の活動報告と、外部講師の招待講演。鋼-コンクリートの両方の話題が飛び交うが、前者はこれまで専門としなかったので、ついていけないところもある。鋼構造分野の講義も担当しているから、海綿のように吸収していきたい。
新参者であるが、私を知っていただくことが重要で、意識的に質問やコメントをするように心がける。幸い、コンクリートの分野の先生は少ないのか、私だけが知っている関連知識を披露したところ、いくつかの反応があって安心している。井の中の蛙ではだめで、高専のつながりであっても、高専の外部に使える情報があれば真摯に学んでいく必要があるだろう。その逆もある。そのために、高専外から、高専へ来た私の意義があると思う。
帰りには、1時間ほど、京都の町を駅に向かって歩きながら、参加者と会話。うまく、かどうかはわからないが、私しか知らない情報を相手に魅力的にPRするように、心がける。一期一会を無駄にしないこと。すべては繋がってくるはず。
わが、香川高専の嘉門校長は、土木出身で、京都大学の名誉教授ということもあり、今回の会議を、京大の楽友会館に設定されたと聞く。
大正時代に作られた当時としてはモダンな造りは、今でも一切色あせていない。ゆったりとした時間が流れている。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/profile/intro/facilities/kyoshokuin/rakuyu/
終了後、嘉門先生に連れられて、京大の学内を案内いただいた。歴史館がオープンしたようで、これも素晴らしい。出張の機会は減るとは思うが、その代わり、会議でピンポイントの往復にならないようにしたいと、今回のオプションツアーで感じた。
帰りは新幹線で駅弁を食べながら、帰路につくと、旅の疲れがどっと出てすぐに就寝。
2013年3月6日水曜日
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