今日は卒業式。
体育館に集まり、粛々とセレモニー。見上げると、バスケットゴールがあり、紅白の垂れ幕。懐かしい光景だ。私自身卒業式に出席したのは修士修了以来なので12年ぶりであった。大学だと、実質、役員になっていないと全体のセレモニーには出ない。
5年生と専攻科の修了生の他、教員全員、保護者、在校生は4年生が参加。在校生がいるというのが、大学と違うところで、私のイメージでは高校の時に近い。ブラスバンドの演奏から始まり、最後の合唱部の合唱では、色々な思いが重なり、涙を流してしまった。合唱を聞くこと自体何年振りか思い出せないが、感動した。
大学と比べて、圧倒的に若い世代を相手に教育研究を行うことは、赴任前から頭では分かっていたが、赴任後の各種の発表会や会議で想像以上であることを目の当たりにしてきたが、今回学生が一堂に会する場で接したのは初めてだ。ただ、今日は高学年だけだったので、若い高校生と同じ年代の学生に接するのは、入学式までお預けである。
早く校歌も覚えたい。香川高専に統合後に作られた歌ということで、結構ポップな感じであった(芸術について、語彙が貧弱で失礼)。
その後、建設環境工学科4年生のホームルームで、就職の希望調査の提出と、卒研配属の希望調査の提出。卒研については、最終的に4名の学生が林研究室(こう呼ばれるのが初めてで、新鮮)に配属になり、午後には都合のついた3名が、挨拶に来てくれた。2013.3.13 林研究室始動の記念日として刻んでおこう。
赴任後13日目なのに、5年生の謝恩会に招いていただいた。専攻科生の謝恩会は別の日に行うということで、5年生のみ。先生によると、単年度の学年だけだからか、毎年趣向が全く違っているという。今回の会は、結束力の強いという学年のカラーが出ているようで、とても楽しく参加させていただいた。数名には、結構ディープな話もできた。とにかく積極的に。
専門の先生だけでなく、教養科の先生も多く呼ばれていて、全員からスピーチいただいた。特に担任を受け持った先生は、それぞれ、苦労とともに特別な思い入れがあるようで、厳しさとともに、そのあたりが高専の、教員と学生とが一体になって乗り越えていく姿のようで、身が引き締まる。大学の教務委員が該当するだろうが、その学年にみっちりというわけでなないので、あまり味わえないものだろう。
3月に赴任したことは、4月からの講義の準備を行いつつ、高専に慣れるという目的である。もっと早く来てほしいと言われていたくらいだ。一時期話題になった駆け込み退職とは全く関係ない。専攻科生の発表を聞けなかったことを除き、成績認定会議などに出席して一通りの流れを見られたことは、本当に良かった。これがなかったら、4月からは苦労しただろう。
2013年3月13日水曜日
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