小学校に入学した長女には、四国のヒノキを使った机を買った。手作りのため発注してから納品まで2か月かかった。一生モノになると確信して、初期投資は高くてもよいものを、という夫婦の思いを込めて。入学して1か月、まだ、宿題は多くなくて、長時間勉強をするという段階ではない。
長男が3学年下で、今春幼稚園に入学した。放課後は姉弟で毎日一緒に遊んでいるが、困ったことに、娘の机が息子の秘密基地のようになって、下にもぐって遊ぶようになった。娘が勉強したくてもできなくなっては困ると思い、たまたまゴールデンウィーク中の長男の誕生日のプレゼントを一つ追加として、私が、秘密基地になる大きさの彼専用の机を作ってあげることにした。
長女の名誉を尊重して、彼女の机よりも小さくする必要がある中、長男の用途は机ではなく、中に入って遊ぶ秘密基地なので中の空間を大きくする必要がある、ということで、娘のものよりも縦横高さ、5~10センチ小さくすることとした。
誕生日の前日の午前中に思いつき、設計図を考え、午後に買出しに行った。直線に切るのは、自分でやると時間がかかるので(のこぎりを使って手で切っても機械に比べて精度は悪くないとの自負はある)、ホームセンターで切ってもらうことにした。作品その2の引き出しと併せて、用意した。2つで、90×180cmの板を2枚である。ともに赤松で、1枚3500円前後。板厚は12mmと18mm。
これが買ってきた板。
施工は、夕方から始めた。机の脚。上からとめるのではなく、横から留める。特定の何かを参照したわけではなく、これまで見聞きした中でベストの工法を選択。
このようにフレームを組む。脚の横の孔は、ぶつからないように、高さ方向にずらす。
これで、フレームが完成。
天板を、取りつける。
天板取付完了。
誕生日には、形だけが重要なので、まだ磨いていないことと、ネジを隠す処理はまだしていない。
右が、娘の机(ヒノキ、10万円)と、その左の中央が、私の作品(赤松、材料費4000円、ここまでの製作時間4時間程度)、さらに左は、娘の机と同じ工房で作ったヒノキの本棚。使っているうちに、このようにアメ色に変わってきて風合いが増す。
息子も、自分の城ができて大満足。机の下に、LEDライトをつけて、隠れ家完成。
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