2017年9月30日土曜日

夏休みの大人の自由工作 【作品No.10】薪置き場

現在の妻の実家は引越しして長野県にある。お盆休みはこちらに通っているのだが、今年は、薪(まき)の収納棚を作る指令が義妹からあり、作ることになった。

文字通り、夏休みの自由工作である。
今年は、大人の自由研究(こちら)もしたので、宿題はばっちりである。

今年の夏は、毎日雨が降り、作業がはかどらないのが一番のネックであった。防腐剤を雨の中濡れないし、塗っても乾かないので、途中、屋根を作りながら、雨が当たらない作業スペースを作ったりで、大変だった。

柱の選定、柱の建て込みは、手伝ってもらったが、それ以外は基本は一人の作業であった。途切れ途切れで行ったが、合算すると丸3日ぐらいだろうか。


柱は、 この土地で育ったカラマツ。
伐採後5年ほど寝かしていたので、加工を始めると、思ったよりすかすかになっていたのが心配。
斜めの部材は、仮止めのもの。
この時点では、薪は1列の予定だったので、奥行きが小さい。

この家の技術的な所を管理している横浜在住の義妹夫妻が、事前に材料を揃えていてくれたので、取りかかりは早かったものの、既にある材料のみで作り始めるのは、結構難しかった。細かいディテールの部品が足りない。短い水平の部材は、昔の強固なテーブルの足。テーブルを別の作業台に流用して余っていたのが4本、硬すぎて使う機会が無かったのが、今回使う出番ができた。こういうことがあると嬉しい。

 大きな角材は購入したもの。車運搬の制約で2mだったので、それが今回の構造を決める決め手となった。

このように、2径間の構造。柱は、ワーレントラスっぽくなる。

途中から、薪を2列に置くことに変更したので、柱間隔が短いのが悔やまれる。

木が足りなくなったので、買い出しも。

屋根の位置決めの仮部材。水糸も張る(すずらんテープを細く捌いて)。

雨の中、仮設屋根で空間を作り、防腐剤の塗装と乾燥。

 屋根張り。このあと、水平材が曲がっていたことに気付き、屋根の貼り直し。

隙間が空くのは仕方が無いので、私家族が帰った後に来る義妹がバトンタッチして対応する予定。
ただし、この程度の隙間は雨は殆ど漏れない。
むしろ上面の摩擦を取り除いて、雪が滑るようにしなければならない。

これで完成。 

ほぼ完成(手前の木を切る前) 

全景。手前が、届いた薪。薪割り作業(機械だが)が待っている。 

ある程度、薪を置いた状態。私の夏休みはここまで。
残りの薪割りは、義妹夫妻が。

頭でっかちな構造になってしまったので、強風で倒れないかが気になる。
薪を大量にストックして乾かすことが目的なので、常に自重はかかっているので、大丈夫か。
屋根の傾斜は、雪を滑らすため。
今回の台風では、大丈夫だったので安心。


毎年夏の帰省の際には、何かしら大きな工作を続けている。
今年の作業は、結構ヘビーであった。雨が多くて作業がはかどらなかったのもあるが、雨であまり家族とは外に出歩かなかったので、作業に集中できたという面もある。

来年の強制工作、もとい自由工作は何があるだろうか。→義妹よ

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