小さいころから乗り物酔いが激しくて、今は車は大丈夫であるが、船は苦手である。どのくらい苦手なのかというと、海水浴で海に行くと、浮かんでいるだけで気分が悪くなる、くらいである。ちょうど、あの周波数が私の体に合わないようだ。
これまでコンクリートカヌー大会に出場してきたが、カヌーは基本的に静水で行うので、風が必要なヨットとはまた違う。
さて、顧問は4名で、土日に活動するヨット部の練習の付き合いや引率を、顧問が分担して行う。本日が私の初練習の日であった。
JR高松駅から徒歩5分のところに、ヨットハーバーがある。私が高校の時に、高松高校にはヨット部があり、この辺で練習しているのは知っていたが、自分がそこに行くことになるとは夢にも思わなかった。
ヨットハーバーでは、香川大学の他、高松高校を含む市内の高校が4校ほど、そして香川高専が主として活動しているようである。同じ海域で練習するので、安心であるし、ベテランの先生が、一緒に指導していただける(要確認)ので、私は一切手を出さず、外から見ているだけとなる。
モーター付きの救助艇(漁船のようなもの)も高専で1漕持っているので、免許を持った上級生が、これに乗って練習に付き添う。船の名称は「マゼラン」という。私もマゼランに乗船どうですか、と声を掛けられたので、酔ったら返してもらうという条件で乗り込んだ。マゼランに乗れば、ヨットも間近に見られる。初めての経験で、新鮮であった。ただし、90分後ぐらいに、気分が悪くなってきたので、リタイア。後は陸から。監視棟もあるので、そこで双眼鏡で見ることにした。
ヨット部は各学年2、3名の合計10名強のこじんまりした部である。上級生が下級生に教えるなどの伝統もあり、山岳部と似ている気がしている。自然に左右される部活動も、山岳部とヨット部は酷似している。命の危険というのも。
午後は、風が止んでしまったので、しばらく風待ちとなった。その間、ヨットの修理が始まった。これも、学生がああでもないこうでもない、と自主的に取り組んでいたので当初は周囲から見ていたが、私もたまらなくなっていくつかアドバイスをした。実際には、ボルトやナット、ドライバーなどの日曜大工の延長の話であったが、こういったことならいくらでもアドバイスができるので、私なりの貢献ができるのかもしれない、と思った初日であった。
出会いというものは、ひょんなところからある。私が海の男になるのかどうかわからないが、面白い仲間に出会ったように思う。
++++++++++++++++
追記
当日撮った写真を追加します(6月30日)
ヨットハーバーの様子。
倉庫から出し、マストを立てて組み立てます。
土曜日に救助艇マゼランを海にだし、今日の日曜日に陸に上げます。 クレーンの下まで船をつけて・・・
ロープを巻きつけて引き揚げます。
台車に載せて
電動カーで引きます
こうやって陸送し、
管理人さんの見事な車庫入れで、切り返すことなく、置き場に設置
ロープで固定して終了。
ヨットの修理も練習のうちで、今回は、このボルトが緩んでいるそう。学生は難儀していましたが、裏の状態が分からないので、デジカメを穴から入れて撮影してみました。
このように裏にはプレートが付いていました。こうやって、素人ながら手さぐりで修理をします。
0 件のコメント:
コメントを投稿