先日、校内の発明コンテストの発表会を聴講した。知財関連のため、内容は書けない。研究関連ではなく、日々の生活改善など、複数エントリーしたいテーマがあるのだが、 来年は教員も参加できるよう交渉してみよう。
さて、
以前、娘がトランプの遊び方を発明したとの記事を書いたが、反響はゼロである。フェイスブックでは、今度トライします、というコメントは戴いたが、その後は・・・。
我が家では、たまに遊んでいる。やればやるたび、奥が深いものだと自画自賛している。
じゅんばん神経衰弱
いつやるの、今でしょ。ということで、ぜひ、試してみていただきたい。大人でも子供でも遊べる、とても奥の深いスポーツである(今回、スポーツと断言!)
さて、もう一つ、トランプ関係を発明できないか、先日より子供と遊びながら考えている。娘と行っていて、2人のババ抜き、ジジ抜きが、はっきり言ってゲームという観点で面白くないのである(娘と遊ぶのが面白くないと言っているのではない)。
私の考え方を可視化して公開してみる。
テーマ:
2人ババ抜き(ジジ抜き)の改善
切実な願い:
2人ババ抜きを高度化したい。2人でババ抜きをしても、確率問題になってしまうのでゲームの面白さとして欠ける。面白くないということにピンとこない人は、サイコロを振って進むだけのスゴロクを想像してもらいたい。相手の動きと、自分の動きが全く関連がなく独立であり、まったくゲームの要素がない。
既往の解決策と問題点:
ババがジョーカーだとすぐにわかってしまい面白くないということで、任意のカードを1枚抜いてそれをジジとするジジ抜きが既にある。しかし、唯一、2人で行うと、自分のカードにないものがジジであると、途中でわかってしまうのが残念。
3人以上であれば、ジジ抜きは、スリルがあって面白い。ババ抜きの場合、3人以上でも確率問題であることには変わらないが、周囲のリアクションが増えたり、継続時間が長いので、2人よりも明らかに面白い。
課題解決の糸口:
論点を以下の通りにまとめてみる。
1)2人でジジ抜きを行うと、ジジが最初からわかってしまうので、スリル感がなくなる。2人でもスリルを失いたくない。ゲームの方向性として必ずスリルを求めるわけではないが、3人以上の時にはスリルがあり、2人ではスリルがないというのが残念であり、改善したい。
2)ババ(ジジ)抜きは、相手のカードを引く、というもので、確率に支配されるゲームであり、誰が行っても結果は確率で支配されることに変わりない。人間が能動的にアクションを起こせるような、カードの交換システムはないだろうか。
以下、改善のための試案を示すが、主として2人でプレイする時の問題について解決策を示している。基本的には3人以上でも成り立つと思う。
試案(1)
ババ(ジジ)抜きをする際、最初に、2枚のペアがあったら全部、場に出すことになっているのが普通であるが、あえて、場に出さない2枚のペアを複数手元に残すことも有りとする。そうすることによって、相手が、自分のところにないカード=ジジ という構図が成り立たなくなり、ジジがすぐに判明しないのでスリル感が出る。
あえて2枚のペアを残した際には、その人は、カードを引いた(もらった)時にペアになったものしか、場に出すことができないような縛りを入れておくべきである。そうしないと、負けそうなとき、途中でペアを場に放出して数を減らすなどできてしまうと、混乱する。ペアを残したままゲームを始める際には、相手を混乱させるメリットとともに、手持ちのカードが多くなるというデメリットの両方をもつ、ジレンマの意味を持たせる。ペアを何組手元に残すのかも、駆け引きの1つである。
試案(2)
ジジ抜きの際に、ジジが誰もわからないようにするのが普通である。今回新たに、プレイする人数分、ジジを設定する(2人プレイなら、合計2枚のジジ)。そして、1人が1枚だけジジの内容を知ることができるようにする。その情報を、以後の駆け引きに使用する。
試案(3)
カードを相手から取る際に、確率問題になっているので、駆け引きの要素がない。よって、逆に、自分が選んだカードを相手に与える、という逆の配り方の形式にする。試案(2)と合わせると、自分が知っているジジを相手に気づかれずに、相手に渡すことができる、などの駆け引きができる。
また、試案(1)の残存ペア(ジジではない)を相手に1枚渡すことによって、相手に、自分のところでペアができなかったのでもしかしてジジではないだろか、と判断を迷わせることもできる。
以上、試案1から3までを入れて、ためしに娘とゲームをしてみた。
まだ粗削りであったが、一応ゲームをが成り立った。 娘は、まだ駆け引きの意味が分かっていないので、検証がしづらいが、これをベースに改善してみたい。
乞うご期待。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ブログの移動(に近いもの)
表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...
-
新幹線を使って出張に行く際には、高松から瀬戸大橋を渡るマリンライナーで岡山駅まで到着し、岡山駅から新幹線に乗る。マリンライナーの乗車時間は60分で、経路検索で標準で出てくる乗換え時間間隔は、短いときには10分程度から、最短8分というのも頻繁に出てくる。 当たり前だが、6...
-
マルパッセダム( Malpasset Dam ) 1959年12月2日 完成したばかりのアーチダムが、満水時に決壊した。 水は下流に流れて、多くの方が亡くなった。 私は、マルパッセダムという言葉は、10年ほど前の黒部ダムの内部の見学の際に、 事前に下調べで知ったが、結局当...
-
Windows環境、Wordで論文を書き、PowerPointでプレゼンをする。数式をどうやって入力するのかが課題であった。Wordの2000年初頭までは附属の数式エディタでそこそこ軽快に数式入力をしたり、フォントを整えたりできたと思うが、今のWord2019環境では、デフォルト...
0 件のコメント:
コメントを投稿