2011年10月15日土曜日

結局は人間

お役所の作る文章は、何となく「お役所的」な当たり障りのない文章だ、というイメージがある。執筆する人は人間なのに、どちらかというと、のっぺらぼうの印象になることが多い。

今年の国土交通白書(日付は前年度となり、2011(H22)年度版を指す)の「はじめに」は一味違う。是非読んでほしい。
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h22/index.html

私は毎年国土交通白書を読んでいるが、これまでは当たり障りのない、記憶に残らない「はじめに」だった。

誰が書いたのかは知らないが、勝手に推察するに、こういう熱い思いの文章は、だれか一人が草案を書いて、周囲から反対されることなく(むしろ賛同されたと思う)、通ったのだと思う。初めの一人が、当たり障りのない文章を書いていたら、周囲もあえてそれを「熱いもの」に変えろと反対することなく、通ったのだろうと思う。分担執筆の場合には、他者が本質的なダメ出しをすることは結構難しい。私の場合、委員会報告書などはそうだ。

人間味を感じて、ほろっときた。


なお、このネタは、私は、もしかしたら他人のブログで先に同様の指摘を読んだような記憶もなくはないが、忘れてしまって定かでない。ただし、先にブログを読んだとしても、私は毎年白書を読んでいる。(私の白書を読むモチベーションは、賞賛に値することではなく、技術士試験を落ち続けているだけ)

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