今日は終日土木学会講堂にてセミナーに参加。ただし研究関連ではなく、技術士受験のための1ヶ月前講習会であった。よってもちろん自腹参加である。内容は、実際に模擬試験を受けて解説を頂く、と言うものだ。1万円という技術士講習会にしては格安であるため、個別答案の採点は行ってもらえない。
最近実践しているのは、何かやらなければならない時には、強制的なものを自ら設定して自分を追い込むことである。技術士は何度も受けていて、さすがに今年は受からねばと思っているが、なかなか自分から進んで時間を作って対策(試験勉強)をしてこなかった。が、それでは昨年と同じになってしまうので、たまたま情報を得た、土木学会関東支部のこのセミナーに申し込んだ。
今日は、ちょっと短縮バージョンで午前と午後の計2問について解くのであったが、添削は、予め用意されたものではなく、会場から希望する者それぞれ2人ということが発表された。午前は、時間配分のミスもあり、終了時間になってもまだ手を動かしてたので(本番なら失格だ!)、そのお呼びがかかった際には、下を向いて書いていて、顔を上げたら既に決まっていた。とはいえ、手を上げなかった自分にちょっとふがいなさを感じていた。
午後の一般問題では、やっぱりこの場を最大限に利用しない手はない、ということで、決意して手を挙げたら、私以外他に殆ど手は上がらずに、すんなり決まった。90人の前で、私の原稿がpdf化されて映し出されるのは恥ずかしい気もするが、名前が出るわけでもなく、誰もなんとも思うわけがない。実際、私以外の3人だって、私が見ていて個人的には何も感じていない。ということは、結局恥ずかしいというのは実体の無いものだ。
蓋を開けてみると、けっこうできた、と思っていた解答が、講師の先生から、悪い点を数多く指摘された。午前の1人目のように、全体的に良いですね、という言葉は無かった。よって、B判定ぐらいだろう。B判定は1個でもあったら、不合格。仮に手を挙げなくて、他人の添削を聞きながら自己採点をしたとしても、自分の欠点は見えにくいのか、ここまでシビアには採点できなかったと思う。手を挙げても、手を挙げなくても、参加費1万円に変わりはない。でも、手を挙げて、当たった4人に対しては、これほどコストパフォーマンスが高いものは無いだろう。
ということで、まとめると、
1)恥ずかしいのは、実は実体はないことが多い。
2)積極的に行動する、しない、は自分次第。
3)強制的に何かに取り組む時間を設定してしまえば、忙しくても処理できる。(こういう会に申し込むこと)
なお、昨日の学生との研究打ち合わせでも、関係する今月の学会委員会において、私が話題提供することを立候補する、と学生に公言した。こうやって設定してしまえば、私も動くし、その学生も資料作りを手伝うことになって、必ず手を動かすことになる。(委員会の先生にはまだ言っていないので、連絡せねば)
他にも、あるグループにおいて話題提供の発表が必要で、後回しになっていたものでも、別の勉強会の場を使って、自ら発表すると立候補をしてしまえば、結局資料は作らざるを得なくなる。そのおかげで、すぐにできた。
こうやってマネジメントするのが非常に有効。
2011年7月7日木曜日
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