長時間労働に対して、自分の中で第N弾の働き方改革をしている。第N-1弾は、完全に失敗したとはいわないが、それなりに効果は上がっているような、でもまだ薄いというか。階段を一歩一歩上がっている感じである。
今四国で取り組んでいる「コンクリートの品質確保」は、国交省が進めている「生産性向上」の別の角度から見たものでもあると言っておきながら、それを旗振りする自分自身の生産性が悪くてどうするのか、ということも悶々としてあった。
長時間労働というが、では、何を改めればそれが解消するのか。そもそもの仕事のリストラクチャリングをどうするかという根本的なことと、生産性を高めるテクニックにどうやって投資して使いこなすか、などなど、なかなか決め手がなかった。
そういう中、学外活動では、ここ数年間種を蒔いていた活動が、徐々に芽を出しつつある。ある活動が軌道に乗ってきた、あるプロジェクトが動き始めた、成果が認められてきた、等々。学内活動では、例えば、授業改善に取り組み、懸案だったある授業の評価アンケートが、前年度に比べて5段階評定でおよそ2アップした(前はどれだけ低かったんだ)という自信、など。
自信がつけば、これでいいんだ、という働き方の安心に繋がる。成果が出ないときには、何かに追い立てられるような気分も感じていた。
夏に買ったズボンが直後から履けなかった(これは、太ったというよりは財布やスマホをポケットに入れる習慣を考慮せずに、スリムなズボンを買ったことによる)ので、それを履きたい、という願望も。健康診断の結果が、絶望的では無いものの、ちょっと警戒しなければならない状態になったこと(病院で相談したら、心配するなと言われるレベルだったが)。
一番の決め手は、早く家に帰って家族と過ごす時間を増やすこと、日頃の生産性を高めて、平日終わらなかった尻ぬぐいのために土日を費やすことがないようにしたいこと。
気づいたら、世の中は生産性向上や、長時間労働の改善が急速に進み、(または叩かれないためのアピール?)夜○時以降に外からのメールがぱったり来なくなったこと。来るのは、海外にいる人からぐらい。ふと、それに気づいたときには、恥ずかしかった。
テクニックに走るのではなく、原理原則にしたがって、日々の動き方の改善を図ることにした。細かい詳細は言及しないが、すぐ取り組む、仕事をクラスタリング(分割)して、空き時間を有効に利用する、を実践しており、今までに比べて各段に早く帰宅できるようになったと思う(私が云々ではなく、読者でもある妻が判定する(笑))。
その結果、体調も良くなり、夜遅くに食事をすることが激減しただけで体重も2キロぐらい減って、例のズボンも履けるようになった。精神的な余裕ができると、止まっていた読書量も上がった。
まだ安心はできないが、向かっている方向におおよそ間違いはなさそうなので、中間試験、年末、年度末など、もっと忙しい時期が来ても対応が出来るように前倒しの対応なども併用しながら備えたい。
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