昨日、土木工学教室の全学年交流イベントを開催した。コンクリート研が幹事であったが、M1を中心に企画運営をやってもらった。
中心になった倉田君には敬意を表している。ゼロから作り出すことの難しさはあったが、提案されたプランに彼が素朴な疑問を呈してくれたことが、幹事団の中でもやもやとしていたことに光を当てることになり、いろいろな人に配慮した会にできたのではないかと思っている。
さて、私もいくつかの部分のアテンドはした。教員と研究室、学部生の間を取り持つことが主であったが、ちょっと、いや、だいぶ心残りがある。一番大きいのは、1・3年生の講義と重なっていたのに気付かなかったことと、講義がなかった2年生の集客が悪かったことであろう。
いつも引用するが、失敗学の畑村洋太郎氏も書いているが、成熟した社会(団体)では、個々のメンバーが、干渉を恐れて自分の領域だと思うところが小さくなり、結果として組織として抜けが出る、ということであるが、まさにそのようなことを具現化したように思う。
教室会議では、「月曜の午後は学生は講義がないはずだから、11/21の15時くらいからはどうだろうか」ということが話題になり、その結果のみを聞いた林が幹事団の学生に対して、 その日時を提案されたと伝え、私及び幹事団は、それをあたかも与条件のように考えてしまった。
その後教室会議とのやり取りは続いたが、教室会議側は、たぶん、学生の講義の調整は解決済みだろうと考えていたのではないか。たたき台として提示したので、あとは幹事が調整すべきと。
お互いがお互いを、調べてくれているだろうと考えていたのだろう。ここで、1つの大きな齟齬が生じた。
通常であれば、その齟齬も、複数の視点のチェックが入ることによって誤りが指摘される。今回の場合、掲示や学部生への講義での周知であろう。
悪いことに、1か月以上前からの周知案内文には、「夕刻」しか書いていなかったので、学部生は多分必修の講義は避けた16:10以降だろうと考えたいたものと思われる。幹事団は、ある時期から15時と認識していたものの、具体内容が決まらなかったので、掲示を更新しなかった。決まった直後は、林が出張に出ていてそれを行わず、前週になって具体的な内容を、講義を担当する先生にチラシを配ってもらって周知した。その後、学生からメールがあり、講義と重なったことを知ることとなった。
当日は、自分がとっていた講義がたまたま休講だった学生や、講義が終わってから駆けつけてきてくれた学生が参加してくれたこととなった。
結論としては、
・お互いの領域に踏み込むように行動するように心がけることと、
・それができない(気づかない)ことがあることを考慮して、冗長性のあるように動かすこと、
そのハイブリッドな方法が大切。
2011年11月22日火曜日
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