最近読んでいるのは、何かの学会誌で紹介されていた「小説上杉鷹山(上)(下) (堂門冬二著)」である。確か、若者にぜひ、という感じで紹介されていたと思う。
若くして藩主になった上杉鷹山が、古いしきたりに縛られる米沢藩を改革していく様が描かれている。人を動かすためには謙虚になってまずは自分が変わること、周囲の人に火をつけて徐々に影響範囲を広げる、継続的な改革をするには教育が必要、など、マネジメントというのは時代に左右されない人間の普遍的なものだということを改めて身に染みて感じる。本書は、著者の作風なのだと思うけれど、一つ一つの行動の意味などを繰り返し解説しているため、マネジメントや自己啓発系の本をたくさん読んだ人にはくどい表現もあるものの、読みやすい。読んでいないが、昨年流行した「もしドラ」系なのだろうか。大学生やさらに高校生が読んでも理解できると思う。もちろん社会人が読んでも面白い。
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