4月11日、卒業研究配属が済み、初回の卒業研究の時間を迎えました。
大学などの高専外の人にはなかなか理解できないかもしれませんが、卒業研究は前期、後期それぞれ、卒業研究のコマが割り当てられていて、その時間を使って研究をします。もちろん、それだけでは足りないので、放課後や土日も行うこともありあります。大学と違って、大学の専門教育+高校のカリキュラムを5年間で学ぶので、時間が一杯で、そうせざるを得ません。
さて、昨年の「創生工学」で指導した学生が2名、それ以外が2名ということで、林研究室第2期生4名が揃いました。
うち1名の学生は、専攻科推薦のためこれよりも早く3月末には配属が決まっていたので、既に3月末の現場調査に連れて行きました。
高専以外に、実際の建設現場のフィールドで研究をしているので、早い段階でそういったところに連れて行って、実物を見せること、そして、活躍している技術者と対話すること、が、各人の成長につながると思って、今年も学生を出張に連れて行きたいと思います。
学生は授業が多いので、なかなか連れて行くわけにはいかないのですが、全体のバランスを考えたり、私の家族と調整をして土日も使いながら、積極的に出張に対して投資したいともいます。早速、4月末の三重県の現場調査に4名全員を連れて行くことにしました。もちろんお金はかかりますが、彼らの教育効果もあるし、結局人が育てば、研究も加速度的に進みます。人材ではなく、人財です。
初顔合わせということで、初回は私を含め各人の自己紹介や、初回の決意表明をしました。学外の人や現場を使って研究をする関係上、研究面では対等なパートナーとしてふるまえるようになって欲しいし、そのための指導もすることを、伝えました。
たまたま当日は日本コンクリート工学会の四国支部の総会の日でしたので、委員会報告や特別講演があるので、連れて行くことにしました。出席してみると、その内容も魅力的でしたが、それはまた別のエントリーで書きます。とにかく最新情報や現場の情報に触れさせることが、教育効果が高いと思いますので、どんどんやります。
こうやって高専から人をわんさか出すことも、林研究室や香川高専のPRにもなるので、とにかくいろいろな波及効果があるということを結びとします。
2014年4月12日土曜日
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