推敲して文章を書くのは慣れているつもりですが、ラジオ収録
2時間ぐらいインタビューを受け、
普段の授業、学会発表の質疑応答なども同じで、きちんと話す訓練
話すことは嫌いではなくなりましたが、上手ではありません。教員、研究者としてやっていくにはきちんと情報発信できること、相手に伝わること、が大事なことは言うまでもありません。
私が高専に転出するとき、上司の細田先生は、准教授の立場でたくさん失敗をしないと成長しない、むしろそういう立場での失敗が人を育てる、という趣旨のことをおっしゃいました。
今回の収録は別に失敗だったとは思いませんが、完璧に・満足に、できたかというとそうではありません。そうやって悔しい思いをして初めて、身に染みて、そういう能力が足りないことを実感するのだと思います。
香川県内で橋梁の品質向上、長寿命の活動を広げていきたいけれども、実質まだ動けていないし成果も出ていません。取材のオファーが来た際、あと半年待ってもらえればな、と思ったのは正直なところです。ですが、こうやって不完全な段階でも、言えることはあるし、前述のように学ぶことはたくさんある。もちろん実績が出たら、それはその時に評価を受ければよいのです。まだまだ若造だから、新聞やラジオと聞いて、ドキリとするのかもしれませんね。
まだ掲載や放送の前ですが、そういう事に身を持って気づかせてくれたことに感謝します。
最近、細田先生に紹介されて、武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」というラジオを聞き始めました。YouTubeだけだと聞いていたのですが、初めて聞こうとしたのが4月を過ぎており、偶然にも4月からアップルのiTunes、ポッドキャストでの公開が始まったので、それを検索で見つけることができスムーズに聞くことができました。登録したので、後は自動的に毎週ダウンロードされます。
そして取材日の帰りの車の中で聞いた最新回の話題が「河合隼雄」でした。曖昧さが大事で、一つの事が完璧に成功して完結しないことが次の原動力になると、ゼロ戦-ロケット-はやぶさの例も挙げながら武田鉄矢がわかりやすく解説してくれました。まさに、今の状況かもしれないと、心に響きました。
金八先生の武田鉄矢ですが、彼の話し方もとても参考になります。そういう観点でもこのラジオを大切にしていきたいと思います。
ラジオに始まりラジオに終わった、長い印象的な一日でした。