2013年11月16日土曜日

5度目の正直

本日は朝から、卒論。少なくともうちの学科では、休日に学生だけで実験や執務をやらせることはないので、土日は教員が来る時だけ卒論ができる。

今日は、1日使って、本番用のコンクリートの試し練りを行った。いくつかの配合があるのだが、基準になる配合を完成させるのが目的だ。

1回目、スランプ、空気量ともに大幅にオーバーしたが、前回の試し練りの時の感触で、導入している砕石、砕砂を使った際の最適s/aがわかっていたので、分離抵抗性はばっちり。楽観していたが、なかなかスランプと空気量が同時に合わない。結局、私が帰らなければならないデッドラインと、用意した砂がなくなる直前の第五のチャンスの5回目で、12.0cm、4.5%と、ぴったりの値が出て、終了。

横浜で行ってきた時とはいくつかの点で異なる。骨材の種類が砕砂であることと、混和剤はメーカーを同じにしたけれどもこの地域で使われている標準に合わせたので型番が異なること。前に使っていたものと利き方がやや違うようで、多少混乱してしまった。

材料を変えて新しい材料、新しい混和剤を使っての試し練り。ここでベースができたので、他の配合は比較的スムーズに進むだろう。私も学生もちょっと安心できた。

学科の他の先生がたまたま来ていたので戸締りをお願いし、最後の片づけは学生に任せてしまったが、私の用事の方も何とかセーフ。

一日セメントを扱っていると、顔がヒリヒリ、髪もボサボサ。実際のところ、今年だけでなく昨年もコンクリート練り(実際に自分で計量する作業全般)から遠ざかっていたので、久しぶりの感触が懐かしかった。

頑張った林研の学生のみなさん、お疲れさま。

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