2013年9月24日火曜日

コンクリート練り

香川高専に赴任して、研究として初めて研究室配属された5年生学生と一緒にコンクリートを練った。5年生は先週で前期末試験が終了し本日は講義もなく、私も1日つきあうことができる日だったので、朝から作業にあてた。

これまで、自分の居室を実験室として、コンクリートを練らずに研究や作業をしてきたが、実際に試験体製作のためにはコンクリートを練ることは必要だ。とはいえ、コンクリート練りスペース、実験室は他の先生や、学生実験用と共用なので、自分の実験室という感じではなく、材料の事前準備も手間であったため、なかなか重い腰が上がらず、今日になってしまっていた。

動き出してみると、周囲の先生の助けも借りながら、比較的スムーズに事は進んだ。ゼロからの材料準備から始め、突貫工事で何とか2バッチ練ったところで夕方を迎えて作業終了。初回としてはまずまずの出来だろう。その後のフォロー、まとめなども含めて、学生は結構遅くまで残ってくれた。

自分の無知ながら驚いたのは、5年生が、配合設計、材料計量、練り混ぜ、スランプ、空気量など、その場で、すらすらと解いて実施してしまうことであった。3年生の際に、材料実験で何度も何度もコンクリートを練った経験が生きているようである。その辺が、実践教育の成果と言っていいのか、とても嬉しい驚きであった。

コンクリート練りは段取りが大変であるが、一度動き出したら、勝手はわかるし、その後机上での議論も実体験が伴うので話がしやすいだろう。本来なら、夏前にこれを終わらせておくべきだったのだが。

これをきっかけに、ペースがつかめればと思う。

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