2019年4月28日日曜日

【作品No.17】フォトフレームの改造

娘の好きなものづくりのひとつが、刺繍である。

その道では著名な先生の刺繍練習キットみたいな通信教育みたいなものをプレゼントされ、2回分終わったところである。12回分で終了という。薄くデザインがプリントされた布に、刺繍をしていくものである。

で、出来上がった12cm角ぐらいの正方形の刺繍を、学に飾りたいとのことで、額を買いに行った。本人は、ぴったりの額があると思っていたようであるが、写真を飾るフォトフレームのように、縦横比が2:3のようなフレームしか見つからない。

ということで、大きめのフレームを必要な寸法へ作り替えることにした。

日付:2019年3月2日 20:30~23:00
費用:フレーム料金108円×2個

100円均一ショップで購入し、それを切断して接合するシンプルなもので、作品としてここに紹介するのは恥ずかしいものの、今回は中身がよくできているので、紹介したい。


こののように、市販のフレームのままでは、上下に余白ができてしまう。再度いうが、おもての刺繍は、キットになっているもの。上下の余白のように、予め線ががプリントされている。刺繍の色も、糸が支給されてその通り作業するものである。


これを、

 このように、正方形になるように切断。


 単に木工ボンドでくっつけるだけのシンプルな作業。


白も同様に。



裏の蓋を止める金具も移設。


完成。 今回、突貫工事で、直線となる部分がズレている。隙間が空いているのも味がある、ということとしよう。

20:30になってからの夜間の作業で、さすがに、騒音を考えると、リズムよくギコギコ切るわけにいかず、ゆっくり、ギコ(休止)ギコ(休止)という風に静的な作業を心がけたので。1辺4回ぐらいで切ったと思う。そもそも作業台がないのと、切断後に研磨機を使えなかったので。

布をピンと張るために、裏でテープ止め。本当はこれも、ホチキスとかで止めたほうが耐久性があるだろう。

完成して娘の部屋の壁に。シリーズとして増えていくらしい。

2019年4月26日金曜日

50文字のメッセージ

2019年3月8日、高松自動車道4車線化全線開通。

NEXCO西日本が開催するその記念祝賀会に、お祝いメッセージを寄せて欲しいという依頼があった。それが、50文字でお願いします、とのこと。ツイッターでも140文字なのに、厳しい、と思いながら、是非と引き受けた。依頼文を見ると、おめでとうございます、などの言葉は省略をしてください、とのこと。

工事期間中これまでお世話になった6年間に対して心を込めてメッセージを作りたい。他の方にも多数依頼をしているとのことであるが、高専という立場は私だけであろうから、オンリーワンのことを伝えたい。この会がどういう場なのかわからないが、道路にだけでなく、「携わられた土木技術者」に向けた感謝のメッセージも送りたい。適切なキーワードも入れたい。さらには、一般にはそういう見方はしない、という意外性も入れたい。まあ、目立ちたいわけだ(笑)。

そういう思いを込めて考えた。

考え抜いた結果、以下の文章にした。

道のストック効果だけでなく未来を担う学生・子供達に建設技術・技術者の姿を焼き付けたフロー効果にも深謝
香川高等専門学校 建設環境工学科 准教授
林 和彦

ぴったり50文字。49文字ではダメですか→自分自身が許しません。

この文章を読んだ方々がどう感じたのかはわからない。最近はフロー効果(工事で地元が潤う)だけでなく、ストック効果(道路の整備後の利便性向上)が大事だと言われて久しいが、それが行き過ぎて、フロー効果も大事とは余り言いにくい気もしている。ただ、土木工学を目指して勉強する学生は、身近に工事がないと、自分自身のキャリア形成、ロールモデルを実感しづらいのではと高専に赴任して強く感じた。そういう人財を育てるというフロー効果もあることを発信したい。

さらに、この50文字を教材に、1コマの授業はできるだろう。


さて、その後高松自動車道工事事務所の広報から、「ぶらり東讃道」という広報の最終回Vo.26において、上記のお祝いメッセージを掲載して良いかと連絡があり、それも快諾。サンプルを見せていただくと、他の方のメッセージは軟らかい文章だったので、編集の過程で、「いたします。」を後ろに追記した。こちらは、厳密な50文字の制限はない。その号は既に発刊され原紙は戴いているが、pdfの公開はまだ完了していないとのことで、完了次第、このブログにリンクを貼りたい。

追記:
 当該pdfへのリンク
 四車線化完成を扱ったページ

本屋での出会い 古地図販売

土木学会の出張帰りに、予約した新幹線の発車まで小1時間の余裕があったため、何となく思い立って、八重洲ブックセンターへ。

一階に古地図の販売コーナーがあって、引き寄せられる。入ったすぐの一角の壁一面にサンプルが展示されている。世界全図の古地図など、魅力的なものあるなと吸い寄せられ、日本全図の古地図、江戸の地図。凄い。しかも、安い。1000円台からある。

色鮮やかなのが印象的で、これは、本物の地図を写真で撮影して補正して印刷した復刻版というもので、内容は色を含めて当時のままという。浮世絵版画のような感じだ。

販売員の方に話を聞くと、八重洲ブックセンターではなく、古地図資料出版という古地図の専門会社が、期間限定で、このようなところで展示即売会をやっているとのこと。東京横浜を主体に廻っているとのことで、なかなか出会うことはないだろう。出張途中の空き時間にふらっと立ち寄った書店で今後もであうことはないだろう。

自分の興味もあるし、子供もなじめるようと思って、日本全図が良いなと思っていると、店員さんが、江戸の初期と後期もそれぞれあって時代の変遷がわかるのでは、と。なるほど。最終的に、江戸の初期と後期の古地図復刻版を衝動買い。1枚1800円と1300円だったかと。

古地図資料出版という会社で、展示即売会の情報はHPで流しているとのことで、必要なら通販もできるという。これは楽しみがまたひとつ増えた。
http://kochizu.server-shared.com/

帰って、妻と地図に見入ってしまった。時間つぶしになりそう。ご飯三杯食べられる。

先ほど、もう出会うことはない、と書いたが、多分今後はHPを見て、出張に合せて近郊で展示即売会があれば行くかもしれない!!








2019年4月18日木曜日

若手ではありません

40歳を過ぎると、若手と呼ばれる時と、そうでないときが混在してくる。若手向けと呼ばれる研究費の多くは30代までというのも多いが、それ以外では40過ぎはまだまだ若手と呼ばれることの方が多い。

最近、学内のとあるプロジェクトに対して、思うところがあって自薦で応募してみると、残念ながらあなたは若手ではありませんという趣旨のお断りのお返事をいただいた。それはたまたまそうだった、というのはわかるけれども、ひとつの区切りのような感じもして、とても心に響いた出来事であった。

今、香川高専の建設環境工学科の中で、材料構造分野として、3名の教員が一緒に講座を作り、大講座制のような形態の研究室運営を4月からスタートさせた。コンクリートの研究者が2名、4月から着任した構造の研究者が1名である。准教授(私)と助教2名で、私が職位のトップとなる。学生は本科生11名、専攻科生5名である。

4月のこの講座の発足に向けて、助教と定期的に会合を開き、1年間準備してきた。共通することによる、研究力の最大化、学生指導の量と質の向上、共通で使用する物品利用の効率化等、すなわちコラボすることのプラスの面を最大限に発揮することが目的である。

数回の全体ミーティングも終えて、既に走り出した。どう考えても、学生のPCはひとり1台は確保する必要があり、これは個々の教員が整備するのではなく、全体としてPCの台数と質を維持しなければならないと思っている。結果として、年度早々に4台を発注してそこそこの出費になったが、適切な投資である。

ここ数年、プレーヤーからマネージャーに移行することをひしひしと感じていたが、年度が替わってさらに進んできていると思う。時間が足りない、と言っていられなくて、とにかく頑張りたい。

2019年2月14日木曜日

パワー

先日、リペア会の定例会in高松に参加して講演してきた。

この立場にいると色々な団体からお声がけがあるが、特定の団体の肩を持つつもりはない。講演の依頼があれば、社会貢献としての責務から、可能な範囲で対応したい。団体同士は利害関係にある場合もあるかもしれないが、私としては、業界だけの部分最適化ではなく、土木さらにはそれを支える地域の観点で広く見て、地域が持続可能であるために今どうすべきか、という全体最適化を常に考えたい。

私の掲げたテーマは、ネットワーク・教育、であった。フライアッシュや四国の新設コンクリートの品質確保の話もしたが、元々メンテナンスに関係する団体ということで、そちらは余り技術的な話はせず、その中でもネットワーク・教育に関係する部分のエッセンスだけとした。

後者の説明が短かったため、理念の提示が多すぎて実際に実践している部分が紹介しきれなかった/伝わっていなかったのは残念であったので、次の講演では修正を。

リペア会というのは、材料、調査、コンサル、工事まで様々な業種の方が揃っているのが特徴で、全国から100人規模で多種多様な方が集まっていて、懇親会も面白かった。個人的に驚いたのが、土木の広報で有名な「デミーとマツ」のマツさんが来られたこと。一方的なファンであったが、今回お会いして、さらにその魅力に惹かれた。そのマツさんは、翌日は長崎にいたかと思えば、次の日には東に北に飛んでいて、行動力に感服。私も自称であるが、土木広報を担う者として、精進したい。色々実践して溜めているネタも、早く発信していかなければ。



この場に参加していた大学のOB、高校のOBの方とお会いする機会もあり、早速東京出張の空き時間に会うアポイントを取ることになった。

私にとっては、こういう会の参加や、幸いにも与えていただける講演の場は、熱いパワーをもらい、自分の活動を振り返る機会であるし、参加するからには相手にもパワーを与えたい。

名刺は多数用意したつもりであったが、最後5枚ほど足りなかった。いつもカバンに箱を入れているが半分に減っていたのに気づかなかった。こちらに赴任して丸6年、名刺消費量は、平均をして年間500枚である。コンスタントに名刺交換というよりか、こういう機会で1割は消費するので。

2019年2月13日水曜日

インフラのアセットマネジメント

国民生活のインフラ(下部構造)のひとつに道路がある。特に道路を構成する橋はコンクリートや鋼でできているため経年劣化が避けられず、適切な維持管理、時として更新(作り替え)をする必要がある。

耐用年数を設定し、それに向けて維持管理、更新を計画して対処する「アセットマネジメント(資産管理)」が求められている。家庭にたとえるなら、家の修繕や、家電製品の更新であろうか。医療分野での健康診断、早期治療に似ている。適切に投資していく(健康診断を受ける、予防接種を受ける)ことで、病気を早期に発見したり、症状を軽くするのと同じである。

数年前の豪雨で、某県を流れる一級河川にかかる県道の橋が被災し、通行止めになった。元々の建設が非常に古く、何度も補修を繰返してきたが、難しくなっていたという。構造的な被災の再建は難しいと判断され、架け替えになった。

緊急対応として1ヶ月ほど通行止めで、河川の上流下流への迂回路は5kmぐらいあって、車がないと実質迂回は無理である。通勤通学や買い物などの生活道路でもあることから、最低の安全手当てをして、警備員付きで日中のみ歩行者と自転車のみ通行可とした暫定解除が行われた。それでも、架け替え工事が始まるまでの1年程度は車は通行止めで迂回する必要があった。県道という重要な道路インフラが断絶していたのである。被災から1年後、架け替え工事が始まり、先に仮設橋ができ、最低限車が通れるようになった。橋長が長く、被災した部分(橋の半分)を先に災害復旧で架け替えが既に完了しており、今は残り半分を自治体主体で直している(こちらも仮設橋はあるので道路ネットワークは回復している)。完全完成はまだ先である。

通常の維持管理での更新であれば、通常は、先に仮設橋を作って工事に取りかかるので、インフラの機能低下は最低限は保たれるだろう。今回は、先に災害での被災が来たので、結果として1年間の不通期間ができてしまった。

という前置きが長くなったが、我が家でもインフラの更新へ対峙している。

結婚して10数年(20年弱と書いた方が正しいか?)、子供が生まれて10余年。家電製品の管理である。結婚を機に、新しい家電を買い、子供が生まれて大きくなる頃に大きめの家電に買い換えて、というサイクルである。冷蔵庫、洗濯機が喫緊の課題であった。共に、急に壊れたら、1日たりとも欠かせない。

気づくと洗濯機が丸11年経っていた。ここ3ヶ月ほど、モーターの音と振動が大きくなっていたので、耐用年数も大きく過ぎ、買い換えねばと夫婦で話に上がっていたが先送りになっていた。先週土曜日、ふと、もし今日壊れたら、いつ復帰できるのかと考えると恐くなった。少なくも、機種選定をしておかなければ、という話になり、そこまでやるなら更新しようということになった。実際、土曜日に良い機種が選べて配送手配をしても、配達設置の最短が水曜日だった。本日納品された。もし仮に、4日間洗濯機がないのは、実際に生活できない。ということで、1つ肩の荷が下りた。

次は、冷蔵庫である。異音はしていないけれども、いつ壊れてもおかしくない。


2019年2月12日火曜日

高松自動車道全線開通

ついに全線開通です。当日午前、たまたま出張で最期の暫定2車線を走ります。4車線の走行はお預け。
私が香川高専に赴任した6年前ぐらいから工事が始まり、当時の高松工事事務所長とお会いした縁で、様々な人を紹介いただいたり、東讃地区の歴史や文化に接することができました。個人や研究で、そして学生を連れての現場見学会を数多く実施し、大変お世話になりなりました。それがさらに、建設業界や、技術者との出会いになり、私の高専教員キャリアの支えになったのは間違いありません。
夜間工事に研究室学生や県内の研究仲間を連れて見学させてもらったのも良い思い出です。
完成間近、おめでとうございます。


リンク記事はこちら:https://trafficnews.jp/post/83352
(画像もリンク記事からのリンク)

【Facebookにつぶやいた記事を、そのまま、その時刻のものとして転載】

ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...