2019年4月18日木曜日

若手ではありません

40歳を過ぎると、若手と呼ばれる時と、そうでないときが混在してくる。若手向けと呼ばれる研究費の多くは30代までというのも多いが、それ以外では40過ぎはまだまだ若手と呼ばれることの方が多い。

最近、学内のとあるプロジェクトに対して、思うところがあって自薦で応募してみると、残念ながらあなたは若手ではありませんという趣旨のお断りのお返事をいただいた。それはたまたまそうだった、というのはわかるけれども、ひとつの区切りのような感じもして、とても心に響いた出来事であった。

今、香川高専の建設環境工学科の中で、材料構造分野として、3名の教員が一緒に講座を作り、大講座制のような形態の研究室運営を4月からスタートさせた。コンクリートの研究者が2名、4月から着任した構造の研究者が1名である。准教授(私)と助教2名で、私が職位のトップとなる。学生は本科生11名、専攻科生5名である。

4月のこの講座の発足に向けて、助教と定期的に会合を開き、1年間準備してきた。共通することによる、研究力の最大化、学生指導の量と質の向上、共通で使用する物品利用の効率化等、すなわちコラボすることのプラスの面を最大限に発揮することが目的である。

数回の全体ミーティングも終えて、既に走り出した。どう考えても、学生のPCはひとり1台は確保する必要があり、これは個々の教員が整備するのではなく、全体としてPCの台数と質を維持しなければならないと思っている。結果として、年度早々に4台を発注してそこそこの出費になったが、適切な投資である。

ここ数年、プレーヤーからマネージャーに移行することをひしひしと感じていたが、年度が替わってさらに進んできていると思う。時間が足りない、と言っていられなくて、とにかく頑張りたい。

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