2019年10月6日日曜日

土木とマンガ ゴルゴ13とサザエさん

以前、名刺交換は年500枚という話をしたことがあるが、それを紹介した数年前でその時たまたまピークであって話を盛りすぎだったかなと思いつつ、改めてチェックしても、そう間違いはない。

2年に1回1000枚の名刺を発注するし、溜まった名刺をカウントしても大体同じぐらいの枚数(当たり前か)。7月中頃から10月初めの2ヶ月半の名刺を昨晩カウントしたら、100枚あったので、大体そのペースは守られている。

さて、最近のブログ更新は減っているのは、Facebookには思い付いたことをメモとしてアップするがそれで満足してしまっているためもある。公開することに意味があるものの、それができていないもどかしさがある。

最近採択されたある助成金のプロジェクトの話を妻にしたら、込み入っていて口頭では説明しきらなかったところ、「ブログに書いておいて」と言われた(笑)のには、苦笑と反省。

Facebookの私の発言は、鍵をかけていないので、Facebookアカウントさえとれればこそっと覗いていただければ、発言を読むことはできます。
と言い訳しつつも、ブログやHPに公開しないと意味が無いので、頑張りたい。


「土木とゴルゴ13(サーティーン)」というネタがある。探すと、いくつかそれを扱うブログは多数出てくるが、私が探した範囲では単発の紹介であって、「土木とゴルゴ13」マニア情報という形で網羅されているわけではないような感じである。

以下に紹介するネタを披露すると、多くの方から、2016年に京都国際マンガミュージアムの企画展で、「どぼく+マンガ」というテーマが扱われたという話をいただく。残念ながらその情報はキャッチしていなかった(私が人生の中でも一番きつかった時期に重なるため、学会誌など読めていなかった年だ!)。行きたかった。

https://www.sankei.com/region/news/160301/rgn1603010023-n1.html
とか。

前置きが長くなって済みません。

さて、ゴルゴ13は、近所の喫茶店(定食屋)でビックコミックの雑誌の方を読んでいたのだが、10回に1回ぐらいは土木の時事ネタを扱うなぁ、とぼんやり思っていた。

数年前たまたま床屋で単行本を読んでいたら、何と香川高松を舞台にした回があり、瀬戸大橋がクライマックスで登場する、土木技術者として垂涎の内容であった。以後の1年生への橋梁の授業で、その手に汗握る場面を使わせていただいている。ゴルゴ13が四国そして(瀬戸大橋が通学圏にある)香川高専を救ったのだ。

ゴルゴ13 第512話 「日・ASEAN会議」(前・中・後編)2011年頃発表(単行本184巻、2017年04月05日発売)
このタイトルで検索したら、大西秀人高松市長のツイッター発言も出てきた!
http://blog.rnc.co.jp/hino/index.php/archives/11
ネットで探せば、クライマックスもオチも紹介したブログに行き当たるが、土木技術者は、それを読まずに購入をお勧めする。宝になります。私もブログではオチの紹介は避けます。

さて、瀬戸大橋ゴルゴを見つけたよと、即興でFacebookにアップしたところ、私の大学同期から、こんなのもあるよ、と紹介されたのが次。

ゴルゴ13 第○回「誰がそれを成し得たのか」○年発表(単行本180巻、2016年04月05日発売)
 建築家のように土木技術者の名前は出てこない。その時代に土木学会で議論されていたテーマそのもの。土木学会の建物や、会長も登場。河道閉塞の解消を扱った回。
https://kensetsutenshokunavi.jp/c/content/decn_news/decn_news_209/?ht_redirect=1

そうやってアンテナを張っていると、次の回に遭遇。

ゴルゴ13 第567話「i-Construction アイ・コンストラクション」2017年1月10日号(と思われる)(単行本は未調査)
 ドローン測量を扱ったネタ。
いま検索したら、土木学会のFacebookが上記の紹介を投稿されていた!(建設会社や学会に取材が入るから、その情報は知られているのだろう)
https://www.facebook.com/JSCE.jp/posts/1245594602194187/

多岐に亘る取材陣を有するさいとうたかおグループ。土木担当の取材陣がいるようである。他にも土木っぽいなと思ったら、同じ担当者だった。


単発では世の中には情報があるが、その情報をキャッチして、ひとつに融合するという人は余りいないので、私もそのお役に立てるように、ここにまとめておく。

そうすれば、グーグルに拾われて、それをみた他の人への刺激に繋がると思う。最近は土木を発信している素晴らしい方々がいらっしゃるので、期待したい。


あと、新海誠監督のアニメで、風景が実写化ということでアニメに出てくる構造物巡りというのも増えているのは、良いことだ。見たことないが、香川を舞台にした「ゆゆゆ」も、そう。
ただ、聖地巡りを目的とした地元がスポンサーになったアニメも増えているようで、狙った感があるのが少し違和感もあるが、ブログの最後に、それとは一線を画す私のとっておきのネタを披露したい。

サザエさんは、普段は架空の町の設定で、実名が出てくることはない。年に1~2回、地方巡業として、旅行をする回があって、その土地の有名観光地を巡り、実際の地名や建物が出てくる。ただし、それは、最近では地方からの誘致感も垣間見えるのであまり私には魅力ではない。

サザエさんで、普通の回(1回分)で、前代未聞の「実際の地名」が出てきた回がある。
自分の名字と同じ地名、というネタと扱った回である。
マイナーキャラである「早川さん」と「JR早川駅」という組み合わせ!

ピントきた人もいると思うが、神奈川県西部の小田原市にある早川駅は、小田原漁港の最寄り駅。小田原漁港と言えば、日本初のエクストラドーズド橋の小田原ブルーウェイブリッジである。

なんとそれが、実写に近い形で登場。

当時、テレビ画面をブログにアップしたら著作権侵害に当たると思っていたが、ストーリー全部アップロードなどで無く、その場面を紹介する少量の静止画(デジタル抽出で無く、自分で撮影したもの)は問題ないという見解をその後見たので、アップすることにする。


資料1 日本初のエクストラドーズド橋の小田原ブルーウェイブリッジを前にしたカツオと波平(撮影:林和彦)


資料2 実際の小田原ブルーウェイブリッジ(撮影:林和彦)

本当は、ハードディスクレコーダーに録画していたのだが(大学の友人からサザエさん毎週録画しているのか、とツッコミが入ったが、我が家では鉄板。)、我が家の宝だと思っていたデータは、何とHDDの故障で一度データがパーに。この写真は、リアルタイムでスマホで撮影していた1枚。これだけでも助かった。アニメ版サザエさん愛蔵版ブルーレイ、などが出たら、買っちゃいますよ。

ということで、「土木とマンガ」研究者の戯れ言と自慢でした。

「ゴジラが壊した土木構造物」というネタもあると思うが、私はゴジラはほとんど見ないので、他の方に譲る。調べたら出てくるのでしょうが。お子様の自由研究のネタのもよいのでは?

私の趣味は以下の通り

紙幣にみる土木構造物 コレクション多数
絵画にみる土木構造物(先人がおり、私はかじっただけ)
切手にみる土木構造物(先人がおり、私はかじっただけ)
土木とマンガ・アニメ ゴルゴ13支部、サザエさん支部を担当
人面建築(リンク有) 私が人面建築学会会長を務めます

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