就職活動、いや生きる上でコミュニケーション能力が必要、という話はずっとされており、そのこと自体は月並みなのであるが、その認識においてズレがある。
よどみなく、笑顔で、話ができることは、社会において余り問題でない。それよりももっと大事な事が多数あるので、優先順位は1番ではない。
内田樹氏は、土木技術者に向けた文章【リンク】の中で、「コミュニケーション能力とは、コミュニケーションを円滑に進める力ではなく、コミュニケーションが不調に陥ったときにそこから抜け出す力だということ」、としている。
なお、この内田樹の文章は、授業やホームルーム等でよく使わせてもらっている。
安達裕也氏はブログ【リンク】において、ウィリアム・フォン・ヒッペル氏の引用になるが、「他者の考えていることを類推する能力」と紹介している。いま原点に当たれないので孫引きで申し訳ない。
色々な定義はあるが、ある概念や行動であることは間違いない。それを、色々な人の切り口で表現したに過ぎない。
いま高専でも盛んに採り入れようとしている、分野横断能力のコンピテンシー評価に近いものがあり、その評価方法は複数の評価軸を採り入れたルーブリックを採用している。
よって、コミュニケーション能力を体現するルーブリックを作れば、チェックリストとしてみることで、求められている能力が類推できるのではないか。
ということで、その作成を開始してみたい。
このブログは、今後修正を加えていくので、期待して欲しい。
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