2017年5月28日日曜日

先週の総括

先週は色々と会議を実施。

数年後に振り返ると、あれが契機になった、という会議だったかもしれない。

5/23(火)午前は、国交省四国地方整備局にて、第3回「産官学コンクリートの品質確保会議(仮称)」が無事終了。徐々に、四国らしさ、というのが見えてきた。

午後は、県内某市役所と橋梁維持管理の「身の丈に合った維持管理」についての初回打合せ。官学でどこまで連携できるか分からないが、キックオフとして技術者同士の良い情報交換ができたように思う。

翌日午前は、四国地方整備局で四国のフライアッシュについての打合せ。先週の九州出張の集大成となったと思う。次に繋がる、と期待している。

フライアッシュに関して、某所からの講演依頼と、6/9に長崎でも短時間であるが講演をすることになった。これもこれまでの取組みの成果の賜。フライアッシュの研究や実践活動は、元々自分で始めたわけでないが、色々と関わるうちに繋がってきた。巡り合わせて戴いた委員会、人々に感謝。特に、長崎は、小学校5年~中学校1年までの多感な時期を過ごした、私の第三の故郷。感慨もひとしお。

長崎で講演

前回の九州出張で長崎でのフライアッシュの取組みとの縁ができ、6/9に長崎にて10~20分程度の講演を行うこととなりました。四国の状況をお話しすることになります。コンクリートの関係者に対する内容で、聴講者は100名とのこと。講習会のスケジュールが既に確定している中で、段取り戴いた関係者の皆様へ感謝。
私の故郷(転勤で高松に来る直前の中学校1年までの3年間住んでおり、第三の故郷)で講演ができることに感慨ひとしお。

(自身フェイスブックより転載)

負け犬の遠吠え

 誕生日を跨いで今月から運転免許更新期間が始まった。

 4年半前の違反がずっと尾を引き、3年前の免許更新時も違反者講習(120分)で、今回の免許更新もまた違反者講習(120分)。喪が明けるのはいつのことか。その後懲りて、4年半無事故無違反である。ゴールド免許は次回のお預けで全くいいのだけれども、前回更新以前の違反で今回も違反者講習というのは、厳しい。過去に違反した人は何言っても、言い訳・文句にしか受けとってもらえないのでしょうが。

 まあ、前回の講習は本来は4時間相当だったのが、特別配慮で2時間×2回に分けてもらった、と思えば気は楽になるか。

(フェイスブックより転載)

2017年5月24日水曜日

情報の非対称性

先週の九州の出張では、特に熊本、長崎、九州地整のフライアッシュの取組み等、直接ヒアリングすることができて有意義であった。報告書など公開されているが、それに書かれていない事柄は沢山あり、百聞は一見にしかずであった。

戻ってからは、昨日今日は重要な会議があり、それぞれ重要な節目の会議だったように思う。

昨日午前は国交省四国地整でトンネルの品質確保の会議。昨年12月から始まり、今回で3回目となる。
午後は県内某市との橋梁点検・維持管理のマネジメントの打合せ。
本日は、国交省四国地整とフライアッシュについての意見交換。


市役所の時に話題提供のスライドでも書いたが、研究者と現場、発注者と受注者、などどういった所でコミニュケーション不足が起きるのか、結局は情報の非対称性にあるのだろうと私は思っている。技術的な専門知識を知っている、知らない、ということもあるし、単に情報公開していないだけもあるし、とにかく、情報量の違いは必ず存在する。

お互いが理解できないことと、お互いに情報量の差があることは、同じことがらを別の角度から言っているだけで相関はあるけどどちらが原因であるとは決めつけることはできないかもしれない。

しかし、情報量の差があることを常に明確に意識していないと、解にたどり着けないように思う。話し合いをすることは大事だけど、それは何ですか、という質問のやりとりが続けば、なかなか本質にはたどり着けない。

高レベルの質問、低レベルの質問があるが、低レベルの質問とはたいていの場合、一問一答であり、これは何ですかと知識を問うものである。すなわち、情報の非対称性を解消するための質問である。本来は、それを早期に解消して、本質的な問題解決のための質問をしたい。

某市に働きかけたのは、橋梁点検で何が問題になっているか、修繕の発注で何が問題になっているか、など、そもそも何が課題なのかがわからないので、知りたいということ。お互いが全て出し合って、情報の共有ができれば、最終的には課題も自ずから分ってくるのではないか。

本日のフライアッシュの打合せは、今回九州で得たことだけでなく、昨年秋以降土木学会の委員会で議論してきた中で、相手に上手く伝えられなかったこと(私が当たり前だと思っていて、相手の疑問に気づかなかったこと)から学んで、相当に問題点を整理できたのではないかと思っている。

地方の整備局が中央(霞ヶ関)に対して思っていること、中央が地方整備局に対して思っていること、それぞれボタンの掛け違いがあることも、私の立場で両方に飛び込んで意見交換をして今回得ることができたと思う。

国自治体と会計検査院の関係もそう。直接会計検査院の方と話をしたことはないが、委員会でもそういう話題が出たりして、なんとなく分っているつもりである。会計検査院がストップする事例は実は余り無く、会計検査院に責められるのではないかという疑心から不作為になる事例は多数見てきた(今回の話ではない)。そういうことも、相手を知ってさえいれば、解決する。

日々そんなことばっかりやっているが、それが私のスタイルなのだろうか。

2017年5月23日火曜日

5/16-19 長期九州出張

5/16(火)~19(金)は長期の九州出張でした。

16 熊本 江戸時代の津波の被害、熊本大学打合せ(校舎の被災)
17 八代のフライアッシュ、県南のコンクリート品質確保、阿蘇の震災復興
18 長崎新幹線の品質確保、生コンプラント、長崎大学原田教授のヒアリング
19 九州のフライアッシュのヒアリング

ということで、非常に充実していました。
長崎でのフライアッシュの取組みは、色々な情報を聞いていましたが、当事者から話を聞くのはやっぱり違いました。

素晴らしい取りくみに、ドキドキしながら聞いていました。

早速、6/9の長崎の講習会に参加する約束をしてきました。

何だか中学生の日記になってしまいましたが、改めて整理したいと思います。

2017年5月16日火曜日

【伺い】pdf閲覧ソフト

パソコンに詳しい方へ。
pdfファイルが多数あるのですが、それをいちいちダブルクリックせずに開ける、ファイラーみたいな、閲覧ソフトはどなたかご存じないでしょうか。
高速で、ハイ次、ハイ次、とファイルを切り替えられるのを望んでいます。
サムネイル表示だけでは判断できないpdfファイルが多いため。
有料でも、価値を見いだせれば使いたいと思います。
ファイルを切り替える、ページを順送りする、という別の機能を持たせる必要があります。

Winodwsです。

2017年5月3日水曜日

痒いところに手を届ける 【作品No.6】単行本・新書専用の書架

iPhoneのように全く新しい概念を生み出すことは難しいが、発明だったり、新製品の開発だったり、多くは現状のものを改善するところから始まる。

私だけが困っていて私だけに役立つことは余り紹介しても意味がないし、そのような紹介に留まっていたくない。

2年前の話だが、書架について紹介する。

まずは専門書というか仕事で使う書架について。

オフィスにある普通の棚は、今はA4サイズ、A4ファイルサイズが主流になっていると思うが、そんなの当たり前だと思うだろう。しかし、A4の書籍を置くと、奥行きがだいぶ余る。ブログを書いている手元に無いが、10cm位余る。A4と謳われているボックスファイルを入れると、奥行きがちょうど良くなる。

本棚は、大きければ良いというものではなく、大きすぎると本が取り出しにくくなり、ストレスが溜まる。A4(奥行き30cm)という書架が現状では主流だと思う。もうひとつの規格にA4S(奥行き25cm)というサイズがある。これは、A4サイズの本にほぼぴったりで、さらに、A4ボックスファイルを入れると若干はみ出る大きさである。

はみ出ると、地震時の本の落下バーが取付けられなくなるので、メーカーとしては推奨しないだろうが、実際そのバーをつけているのは少数だと思うので、ここではそれを認めておく。

何が良いかというと、元々あった10cmのスペースが、5cm程度節約できることと、とにかく本が見やすくなるということ、空いた棚板にゴミが溜まりにくいことと、つい天板の前側に頂いたお置物などを置いてしまうことを防ぐ。たかが5cmとはいえ、すっきり感は違う。

私は高専に赴任して、研究室の引越しも1回したが、その書架を買い換えたり買い足したりして、全てA4サイズにして、A4Sサイズを撤廃した。実際には、高専に元々あったのは、古くからある幅90cmもしくは180cmの独立式の棚で、多分B4サイズのものだと思う。よって奥行きは40cm程度。この書架から奥行き25cmに縮小したので、研究室のスペースが増えたような感じで、結果として棚の圧迫感もなくなり、満足感がある。


次に、もうひとつ、別のサイズの書架について紹介する。
私は学生に読ませることを意図して、林文庫を作っている。これらは、文庫、新書、単行本の大きさが殆どで、数えたら99%がそのサイズに収まっていた。これをA4やA4Sサイズの書架に入れると、ガラガラになる。整理ができなくなってくると、文庫本の前後2段置きなどが発生してしまう。

とにかく一覧性が大事なので、それは避けたい。

家具屋さん、色々見てみたが、小さい本(というか、流通している本の主流)を置くための書架がないことに気づいた。文庫本専用、DVDのケース専用、コミックサイズ専用のものはあったが、単行本の主流である「菊判」(21×15cm)の本が過不足なく入る書架を見つけることはできなかった。

棚板は買い足せば良い。でも、奥行きが邪魔なのである。

これが、それ以前の姿。


一般に、書架などの耐久材を購入する際に、大きな本が増えるかもしれないという最大公約数を考えると、大型本は切り捨てる、という選択肢にはなりにくい。よって、私のような限定をすることは少ないかもしれない。

レストランのスパゲッティは何故柔らかいのか、という考察を読んだことがあるが、アルデンテ付近で作るとお客さんから生煮えというクレームが入る恐れがあり、いっそのこと柔らかめに作っておけば少なくとも苦情が出ない、と。それに似たような構図ではないか。

そもそも、研究室において、学生からよく見えるスペースに、これらの本を配置したかったが、通路なので既成の奥行きの棚では邪魔になる、というジレンマを解決する目的もあった。無いものは、自分で作るしかない。大工さんに作り付けの棚を作ってもらうことは不可能ではないが、今回の場合現実的ではない。

以下、2015年7月17日の作品。台風のため学校が休校となり、1日時間ができたため、前から研究室の整備として作りたかった棚を作ることとした。

 時間短縮のため、先にホームセンターで一定幅に切断してもらって購入。



中央の仕切りをずらしている理由は
1)本のジャンルによって場所を分けたいが、数が一定でないため、色々な幅を作った。
2)ネジ止めするのに、上下スペースが必要なため、同じ位置に重ねることができない。
3)意匠としてアクセントを持たせるため敢えてずらす。



 完成。






背板をつけて

完成。ホワイトボードの下のデッドスペースであるが、会議机との間のスペースは小さく、邪魔なものは置きたくなかったのを両方解決。


実際日本を入れるとこのように。斜めから見ても、本の背表紙が書架の棚板に隠れない。写真は2年前で、中身は現在とだいぶ変わっている。


 その後、研究室を引っ越したので、この棚はまた別の位置に置いている。

ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...