もっと整理して書きたいけれども、火曜日の昼には期末試験が終わってしまうので、先に書くことが大事として、荒削りだけれども書く。対象の4年生には、ホームルームや授業中、面談時に繰返し言っていることだが。
高専4年の担任をしているが、先月、保護者三者面談を終えた。インターンシップは始まったが、就職活動がまだ先という、切迫感がまだない時期ということもあるが、就職に関する情報提供をどうしようか、確固たるものは持っていない。この辺は、学科内、学外の仲間、等とも連携したい。
学生の興味、ステージに合せて、いろいろな情報提供があってしかりであるが、学生に能動的になってもらわないと指導するにしても厳しいところが多い。
先日5年生に対して現場見学会を行ったのは、非常に良かったと思っている。多少、先生に出す感想文ということで話半分程度に考えてはいるが、感想文を見た限り結構大きな動機付けになったのではないかと思う。見学をしたNEXCOの方には、敢えて、専門知識よりも、他の業種や地元の方々とどう付き合っていきながら仕事をしているのかを話していただきたいとお願いしていたのだが、そのコンセプトが合致したような気がする。
道路だけでなく、ゼネコン、コンサル、公務員、等いろいろな所に就職するが、それぞれの立場で考えることはあったようである。
ということで、同じ見学会を4年生に実施したいと思って計画しているところである。大学に比べて、そういう機会が少ないのは確かなので、増やしたい。
しかし、学生側ももっと頑張って意識を変えて欲しいところが多々ある。就職についての情報収集というのは、その辺にごろごろ転がっていることに気づくべきである。土木系の雑誌や本を読むことはもちろんだが、それ以外の本を読むことも、結局自分自身のことを考えるきっかけとなり、プラスになる。日々のニュースもしかり。今回の台風の被害や前回の豪雨で橋が流されたことなども、間接的に、強く関係している。どこまで、自分のこととして考えられているだろうか。JRが止まっていることなど知らない学生が多数だろう。
まあ、そういうことに気づかせることが、4年以降の見学会であろうから、ドミノの1枚目を倒させるのは私たちだろう。
さて、ホームページでの情報収集も大事だが、以下のサイト「若手土木技術者のページ」もお勧めである。具体的にどのリンクなの、という野暮なことは聞かないこと。これだけ情報があるのだから、自分で荒海を航海すべき。いろんなリンクに行って、何度も戻ってくればよい。教科書的に整理された情報なんてどこにもないし、あってもそういう情報は、殆ど足しにはならない。
http://civileng.ec-net.jp/top-index.html
ということで、4年生には、何度も与えている「日経コンストラクション」や「土木学会誌」は、いろいろな情報が入っていて、よい。選り好みせずに、ひたすら吸収すると、見えてくるものがある。
私は、就職活動については、嫌いな会社については、「その会社の嫌いなところを原稿用紙3枚分ぐらいつらつらと書けるようにまで徹底的に研究したら、嫌いになって良い」と指導している。
好き嫌いを判断することは学生の自由。ただし、その会社や業種を知らないのは、絶対に許さない、ということ。残念ながら、相手のことを知らないで、嫌いと判断するほど、人間的に成熟できていない。そんな人間はどこにもいないだろう。
2014年8月3日日曜日
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