高松市立中央図書館は、頻繁とまでは行かないが、よく利用する。書き込んだり(大抵書き込む)、永久保存したい本は買うが、一度手に取ってから内容を見定めたいが本屋には置いていないマイナーで古い本や、資料収集として該当箇所だけ読みたい時には、図書館は欠かせない。先日も、一度借りたエッフェルの本が良かったので、早速購入の注文をした。
図書館でぶらぶら本を探すことは殆ど無く、予め欲しい本をネットで取り置き予約をするのだが、開館時間になかなか取りに行けない、という不便さがあった。平日19時、土日17時閉館、朝は9時30分開館。お役所シゴト、には変わりないけれど、何とかならないかなぁと思っているところであった。
取り置き予約は、中央図書館だけでなく、近くの図書館に転送してもらえるので便利であるが、私は中央図書館が最寄りなので関係ないなと思っていた。しかし、ふと、受け取り場所に見知らぬ施設が増えていることに気づいた。
引用する。(赤字部分はそのままコピーペースト)
【図書館外施設の取扱時間】
○白洋舎郷東町本店:午前8時から午後9時(日曜・祝日は午前10時から午後8時)
○高松シティホテル:午前7時から翌日午前2時
○ブリーザーズスクエア:午前11時から午後7時(水曜日は休み)
○マチインフォ:午前11時から午後7時(月曜日は休み)
高松シティホテルは中心部にあるホテルだ。家からも職場からも、中央図書館より近い位置にある。しかも、朝7時~夜中の午前2時まで、と。かゆいところに手が届く時間帯を含み、18時間も開いている。
これを知った衝撃は、今年の私の10大ニュースに入れてもいいぐらいだ。
さらに、驚いたのは、その情報が、ホームページでログインしないと、出てこないということ。
試しに、高松市立図書館のホームページにアクセスして、探して欲しい。そもそも図書館外の施設で受け取れる、なんて情報は一切ない。(移動図書館は、別物)
さらに、ログインしても、取り置き予約をするときの画面では、中央図書館の他、○○図書館、と並んで、白洋舍・・・、と名前が列挙されているだけで、それがどこにあって、さらに、営業時間が何時までということが書かれていない。今年になって途中から増えたはずであるが、私は気づかなかった。
予約が終わり、確認画面で初めて、欄外に赤字で上記のように情報が出てくる。
これは、意図的に隠しているのではないか、としか思えないような情報提供のやり方である。実際、ホテルに人が殺到して負荷がかかったら閉鎖されては困るということで、私も他人には教えたくないぐらいだ(嘘)。
20年ぐらい前か、以前、何かのコラムで、公共図書館や公共スポーツセンターこそ、夜間開館すべきという意見を読んだことが有り、24時間までは行かなくても、遅くまでやって欲しいと思っていた。運営コストは増えるが、コストありきではなくて、どういうサービスを提供すべきかの議論が先で、それに対してどうやって財源を確保するのかは後で良いだろう。ビジョンが大事。
少なくとも私が夜間に利用したいニーズの大部分は、閲覧ではなく「受け取り」だけだったので、高松の地でこれが満たされることになって満足であり、これこそ20年来願っていたことが、目の前に実現したというので、10大ニュースと言ったのは言いすぎではない。
予約している本がホテルで受け取れるのは、通常よりも1日プラスする必要があり、昨日予約した本を受け取れるのは明日の17時以降なので、明日が楽しみだ。
もう一つ、文句を。以下、青地で示したところは、ホームページからのコピーである。開館時間のこの書き方は解せない。図書館を使い始めて慣れない頃、開いていると思って土曜日18時に行ったら閉まっていた。土日を例外として欄外に書いて欲しくない!!さらに視聴覚ホールは例外の例外があってわかりにくい。閏年かと突っ込みたい(わかる人だけわかる「閏年の定義」)。
高松市中央図書館 | 午前9時30分~午後7時 |
高松市牟礼図書館 | 午前9時30分~午後7時 |
高松市香川図書館 | 午前9時30分~午後7時 |
高松市国分寺図書館 | 午前9時30分~午後7時 |
高松市中央図書館視聴覚ホール | 午前9時~午後9時 |
12月28日は午前9時30分~午後5時、1月4日は正午~午後5時まで開館します。
視聴覚ホールは、12月28日は午前9時~午後5時、1月4日は午後1時~午後5時まで使用できます。
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2014/8/24 15:50追記
書き終わってしばらくして、「利用案内」のページに、上記の「高松シティホテル 夜中2時まで」という情報が一部掲載されていましたが、それは、返却の話だけでした。「借り方」として、ホテルに取り寄せができるとは明示的にはなされていませんので、実質ないものと同じでしょう。
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