2016年3月13日日曜日

卒園式と吉報

3/12は息子の卒園式でした。

息子は先週末のインフルB型の罹患で、幼稚園最終週は欠席ばかりでしたが、
何とか式の前日には回復ということで、不幸中の幸いということでしょうか。

私も今週は、最後の最後に忙しいことが重なり、体もフラフラでしたが、
何とか3/11の東京出張をこなして戻ってきました。
東京出張では、つくばに足を延ばしたり分単位のギリギリスケジュールでしたが、
無事3件の用事をこなすことができました。帰りもフライトが遅延するなど
翌日の卒園式を控えている身にとってはヒヤヒヤものでした。
これで戻れなかったら・・・。

無事卒園式には出席できました。開始前からハンカチを用意していましたが、
涙の敷居が下がりすぎていました。

昼過ぎに戻ってきたら、郵便が届きました。先週申請していた技術士の
登録証でした。登録証が届いたので、晴れて技術士と名乗ることができます。
合格発表後の発行は混み合うと思って、あと1週間ぐらいはかかるとは思っていましたが、
うれしい誤算です。

そして、ちょっと早いかと思っていた名刺発注も、ちょうど同じ日に届きました。
ということで、来週の出張から新しい名刺デビューです。


2016年3月4日金曜日

10万アクセス

3月2日頃に、10万アクセスに達したようです。

毎日書けているわけではないため、これは喜びの数字ではなく、早く書けとのお叱りの数字と半分は捉えて、自分を律したいと思います。

2016年3月1日火曜日

4年目の始まり

そういえば、3年前の本日3月1日は、私が香川高専に着任した日です。本日が、実質4年目の初日でした。

この日は、卒論の追い込みで忙しいこの時期に、これまでを振り返る特別な日になっているような気がします。

1年目の終了のブログ

ただし、2年終了時のブログ記事も、facebook記事もないことがわかりました。1年坊主でしたが、ちょっと日付が近いのが、こちら。

2年目の終了頃のブログ


3年目が終了しての総括はどうか、ということですが、現在は、相変わらず、各種年度末の締切り、各種委員会などが重なり、多忙を極めているところですが、本日、非常に嬉しいことがありました。技術士試験の最終合格発表日が本日だったのですが、無事、合格しました。

後は登録手続きが完了すると、「技術士(建設部門)」を名乗ることができます。現時点では、技術士試験合格者であって、まだ技術士ではありません。もう少しの辛抱です。

今年6月に40歳になるので、何とか30代に滑り込むことができました。

合格発表の官報を見ていると、大学の同期であったり、知り合いの技術者の名前もちらほらある中に、私が横浜国大の時の教え子の名前も多数。同じ時期に初回合格というのは微妙な所ではありますが、彼らも頑張っているし、私も抜かれないよう、もっと頑張ろうと思いました。


他の業務も目白押しで、余り振り返る余裕はないので、とりあえず、この辺で筆を置きます。

2016年2月15日月曜日

藪の中

芥川龍之介の「藪の中(やぶのなか)」はご存じだろうか。黒澤明の「羅生門」も藪の中を原作としている。

事実は1つのはずであるのに、それを断片的に目撃した・関わった人にそれぞれ語らせると、全て異なった解釈となっており、真相解明を困難にする・・・・・。



現在続けているヒアリングにおいても、ある技術的な事柄に関して、全く逆の解釈が返ってくることがあった。一瞬戸惑ったものの、実際に聞いてみると、片方はきちんと探求の目で観察していてその根拠も確からしく、他方はフィーリングでそう感じているというものであった。

どちらがより確からしいかという比較をし出したらキリがないが、どちらもある断片を見ているに過ぎないので、ある前提条件の範囲においてはどちらも正しい解釈と言えよう。

結局は、片方の意見だけを鵜呑みにしていると、ミスジャッジを起こしかねなかったということである。

実際には対象としている事象は全く同じものではないし、条件も異なることから、そのバックグラウンドも踏まえて解釈しなければならない。


似たようなことで、人は、見たいものしか見えない、というのもある。結局は、自分自身の仮説に合うような都合の良いことしか見えない、聞こえないのである。今回の私のインタビューで危ない点もそれである。1回目の意見を聞いて、それが私なりに納得できたとしたら、あたかも自分が直接目にしたことのように錯覚に感じてしまっていたが、その偏った考えを早期に修正することができて良かった。


それにしても、
 1)◎◎に関して影響がある
 2)◎◎に関して影響がない
という解釈については、特に2)については「ない」ことを証明することは非常に難しいため、そのような意見を聞いたとしても注意しなければならないのだろう。一般論として。


2016年2月14日日曜日

現場で

事件は会議室ではなく現場で、というのは使い古されたフレーズであるが、日々実感している。

コンクリートの品質確保というキーワードで活動をしているものの、実際の香川県においてどうやって地に足をつけて活動するかをずっと模索していた。

生コン関係では、生コン品質監査会議に関わらせていただいたのがきっかけで、色々な会社の方と意見交換をすることができている。しかし2年を終えようとしてもなお、しっくりこなかったのは、やはり私自身が製造の現場のことを理解できていないためである。監査の現場に立ち会ったり、工場に見学に行く、というだけではまだまだ。それで、最近ではあるテーマの下、コンクリートの完成後の品質を語るために、生コン製造工場にヒアリングを開始している。

まだ十分な数はこなしていないが、対話を通して、これまで気づかなかったこと、彼らの考え方を若干ではあるが知ることができたのと同時に、まだまだ知らないことが多いことがわかった。これに気づけたことを良しとして、しばらく続けたい。

同様に、建設会社、発注者にもコンタクトをとり、話をさせて戴いている。受け身だけでなく、こちらの持つ些細な技術情報も適切に投げかけることで、彼らのプラスの気づきにもなっているようで、嬉しい瞬間でもある。お互いに、WIN-WINの関係になりたい。

単に知識を増やすだけで自己満足してはいけないのだが、きちんと知識を体系化しつつ、確実にフィードバックしたい。

月並みな指摘ではあるが、それぞれの業種の方々が必ずしも異分野との、同業者との連携・情報共有できていないところが見られるので、その改善でだいぶ良い方向に行くのではないかと思っている。

東北地整でも運用されている、「目視評価法」と、山口県生まれの「施工状況把握チェックシート」は、上記の様々な業種の方々との対話にも活かされている。バックグラウンドは違えど、共通言語というか、共通認識ができるところが非常に面白い。


以下の読み物は、シリーズで続いているが、まだ読まれていない方のために、リンクを。

2016年1月10日日曜日

撥水力

先日から、風邪を引いて、この3連休のうち、1日半は完全に寝ていた。ぼーっとしつつも起きているときに下記のことを考えていた。正常な考えでないかもしれないことをご容赦いただきたい。風邪については、頭とのどの痛みは残るが、夕方からやっと復帰した。

++++++


ヨーグルトの蓋に、ヨーグルトがくっついて、舐める→お母さんに怒られる→次からはこっそり舐める

という構図は、私が幼少時から経験したことがあり、一般的に認知されていると思う。

蓋の裏についたヨーグルトほど、旨いものはない、とまで言えるかどうかは置いておいて、一種のノスタルジーな経験のような気もする。今は、残さず食べるという観点で、スプーンですくってきれいにする程度のことは行っている。漫画のサザエさん、ドラえもん、ちびまる子ちゃんでも、多分ネタになっていることと思う。

先日、子供用に買ってあった、森永のヨーグルトを食べたところ、蓋にヨーグルトがくっつかないことに気づいた。小分けのヨーグルトは、子供用と決まっていたので、私が食べたことが偶然であるが、たまたま風邪をひいており、のどにすっきりするものを食べたかったからである。




その製品は、森永のビヒダス。

私は、ヨーグルトはかき混ぜてトロトロにして食べるのが好きなのだが、小分けパックの場合には、蓋を開けない状態でよくシェイクすると、その手間が省けるので、時たまそうしていた。欠点は、振ると蓋につく量が多いということだったが、その晩は、それがゼロだったので、一瞬で気づいたのだ。


念のために蓋の上にヨーグルトをのせてみたところ、見事な表面張力。

調べてみると、結構前から、この蓋は開発されていたとのことで、私が知らなかっただけだった。



私が嬉しかったのは、このビヒダスのヨーグルトを食べるのは(少なくともここ数年では)初めてだったのに、1回目で気づいたことである。「機能」には敏感なつもりである。

汚れ防止などのために、撥水性を持たせるのは、色々な分野で行われている。よって、技術的に解決する方法としては、ゼロから発明するほどは難しくなかったのではないか(もちろん、何かしらの困難はあったのは想像に難くない)。


このことを知ってまず思ったのは、よく、ヨーグルトに適用したな、ということである。すなわち、社内の会議を通ったな、ということ。

上記の記者発表を見ると、蓋の汚れで手や服など他を汚したくない、分別のゴミに捨てられる、ということであった。しかし、分別であれば、プラスチック容器の方にはべっとりこびりついているので、プラゴミの分別に関しては、100の手間が0になるわけではないという中途半端な印象を受けた。

それよりも、蓋についたのを舐める(大人として言えば、もしくはスプーンですくう)ことの喜びを奪い取られた、というちょっとした残念さであった。


色々なクレームに対応しなければならない日本の現代、例えば、1gのヨーグルトが蓋についていたら、容量が不足だ、などのクレームもあったのだろうか。多分、その分も含めて多めに入っているのかもしれないが。

さらに行くのであれば、森永には、是非、プラスチック容器自体の撥水性を高めて、プラゴミ分別の際に一切洗わなくて良い所まで持って行って欲しい。対処のコストが無視できるのであれば、だが。


私の中での、4大面倒な料理の1つが攻略されてしまった。残る3つについても、日本の技術力でなんとかして欲しい。


2)モスバーガーのハンバーガーのソース

(ここ10年ぐらいモスには行っていないので、実は解決されているのかもしれない)

これはモス自身の鉄板PRネタでもあると思うが、「ソースが美味しいので、ハンバーガーからこぼれ出たソースを舐めたいけれども、彼とのデート中なのでそれが叶わない」という内容の宣伝をしていたと思う。

これも、パンに対する撥水技術(でなくてもよいが)か何かの技術革新で、解決できないだろうか(笑)。ソースの粘度を高めるなどあろうかとは思うが、期待したい。


3)ミルフィーユ

いつかどこかで、私の嫌いなものはミルフィーユと宣言したことがある。作り手(パティシエ)の傲慢ではないかと。プニっとクリームが出てしまうので、どうやってきれいに食べられるのか。弾性係数(粘性体なので、弾性といってはいけないのだろうが)が異なるものがサンドイッチされていると、そもそもきれいには食べられない。倒してから食べるのが、マナーだという、「専門家!」の言葉を聞いたことはあるのだが。

是非、撥水技術(でなくてもいいけど)で解決していただきたい。

なお、私は甘いものは好きなので、ミルフィーユ自体は好きであるが、ミルフィーユを出せば喜ぶだろうと思うことが嫌い(大事マンブラザーズ)というのが正しいかもしれない。


4)白衣を着ているときのカレーうどん

白衣を着ると何故かカレーうどんが食べたくなる。何とかなんとかならないか。撥水力で。あんかけ風にしたら、今度は舌が火傷するか。

そもそも、白衣を撥水にすれば良いという突っ込みの声が聞こえたので、これに関しては解決。


上記の3つの悩みが解決するだけで、結構な量のCO2が削減できると思う。

2016年1月5日火曜日

仁杉巌博士からの贈り物

(1/7追記)


本日2016年1月5日の新聞朝刊において、仁杉巌博士が2015年12月25日に永眠されたことを知りました。100歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04HF2_U6A100C1CZ8000/

直接の弟子でもなく、孫弟子でもないのですが、仁杉博士と関係するエピソードは沢山ありました。

私が助手1年目の時に、横浜国立大学にお見えになり、構造実験棟で柱の耐震の実験を見学されました。当時は偉い人、としか知りませんでしたが、その後様々な場所で仁杉博士のことを見聞きすることになりました。

その時に私が参加者全員の記念撮影のシャッターを切ったことは強く覚えています。よって、私も一緒に写った写真はありませんが。

一番大きなものは、彼が若い技術者だったときの、国鉄信楽線 第一大戸川橋梁の掛け替え事業です。1956年に、鉄道構造物初のポストテンションPC工法でスパン30mの橋をかけたのです。日本ではまだ十分な情報や実績がない中で、海外の設計も参考にしながら、設計、施工を成し遂げ、その成果を土木学会論文集に56ページの大作を書かれました。委員会の調査で必要なので何度も読みました。この論文は、学会規準ができるまでは、実質的な規準・教科書として機能していたと聞いたことがあります。
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00037/27.html


土木学会コンクリート委員会(335委員会)において、その橋梁を調査する機会があり、当時開発中であった表面吸水試験を実構造物の桁で実施したり、横に置かれている試験桁のコアを採取したり、委員会メンバーが総出で品質を調査しました。その私が採取したコアコンクリートは、テレビ「夢の扉」でも紹介されました。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20110227.html
(この岸先生が持っているコンクリートコア)

http://kazuh-hayashi.blogspot.jp/2013/06/blog-post_5612.html
(そのことを書いたブログ)

その橋と、委員会での調査の様子は、次の上田氏の文章でも読むことが出来ます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/46/9/46_35/_article/references/-char/ja/


当時の建設を記録したビデオが、当時の鉄道総研で撮影されて記録映画としてとりまとめられています。土木学会335委員会の報告会で参照させていただいたことはありますが、何故かわかりませんが、Youtubeに一部だけ掲載されているので紹介はします。(私は関係ありません)
https://www.youtube.com/watch?v=FsvoNaVD0qs


なお、土木学会映像委員会の、限定ページ(お願いすれば、土木学会会員はIDはもらえると思います)には、このビデオもアップされています(8分+8分)。
http://jsce.metamovics.jp/login/index
(直リンクしかわからず、元リンクが分かりません。土木学会付属土木図書館(土木技術映像委員会事務局)が管轄のようです。)


その後、第一大戸川橋梁は、製作者がご存命中には異例中の異例という中で、文化財登録されました。
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/198209

なお、私と細田先生の表面吸水試験の開発のバネになった、「接着剤の跡が付く」、については、たまに講演で話しますが、実はこのようにくっきりと跡が残っています。写真がたまたま雨上がりに撮影されたもので、くっきり見えてしまいます。私と細田先生が足場に登って、表面吸水試験装置をくっつけた跡です。
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/198209/2


その後、文化財登録をお祝いするが土木学会主催で行われましたが、その席に於いて、仁杉博士は、現代の技術をもって、第一大戸川橋梁の健全さを評価してもらえて嬉しいというような内容のことを話されて、嬉しく思いました。その後も折に触れ、そのことを話されているので、それに携われたことに鼻高々でした(当時の委員会メンバーは皆、思われていたのではないでしょうか)。


2002年に遡りますが、FKKの社長から、仁杉博士が監修された鉄道構造物の耐久性の本を贈呈されて、自分の研究にも大きく関係する内容で、むさぼるように読んだ思い出があります。

監修の本ですが、「鉄道土木技術者が経験した変わった構造物と特異な災害(交通新聞社)」は短いエピソードの集まりで読みやすいのですが、その中で、活断層で食い違ったトンネルの話があります。吉村昭「闇を裂く道」とともに、丹那トンネル掘削中に起きた昭和5年の北伊豆地震の話をして、その本も引用して、耐震工学の授業で紹介しました。何と、お亡くなりになる1日前の2015年12月24日です。事例の紹介にとどまらず、話は脱線して、書籍の監修者の仁杉博士のことも話をしました。


最後に、楽しいエピソードです。2010年6月14日の朝のNHKニュース「おはよう日本」の「まちかど情報室」に間違いなく出演されました。盆栽か何か植物を育てられていて、生育で困ったことがあれば電話でサポートしてもらえるサービスがある、という紹介だったのですが、「仁杉巌さん」と実名が出てご本人が出演されていました。植物の生育悪いのが気になっている、というようなコメントをされていたような。ビデオは撮れなかったのですが、それに気づいた数少ないコンクリート技術者として何か運命を感じます。
(まちかど情報室のアーカイブには、登場する視聴者の情報は記録されません)
http://www.nhk.or.jp/ohayou/machikado/

→どなたか土木学会・コンクリート関係者の方へ。今後追悼の企画が行われると思いますが、是非NHKに交渉して、このビデオを入手いただけると幸いです。


直接の弟子ではないですが、社会人になった私の中で、文献や構造物やご本人の言葉から得るものは沢山ありました。

仁杉博士の論文や文章は、書籍を除いてまだ殆ど読んでいませんが、今後も読むことが多数あろうと思います。その時の私にとって、新しい方向性を指し示していただけるものと思っています。

これまでどうもありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

(1/7追記)
文化財登録のお祝いの会のとき、高知工科大学 大内先生の計らいで、私と仁杉博士とのツーショット写真を撮って戴いていました。すっかり存在を忘れていたのですが、再度お送り戴きました。大切な写真です。

ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...