あけましておめでとうございます。
昨年、妻方の祖母を亡くしたため、喪中につき年賀状は失礼いたしました。
正直なところ、毎年、年賀状を出すのは年末ぎりぎりになって、忙しい時期と重なって負担になっていたことは確かで、年賀状を出すこと自体は嫌ではないのに、自分の仕事の進め方をぼやくという悪循環になっていました。今年は結果として、11月中に喪中ハガキを出して、年賀状から解放されたことで安堵感を覚えた自分が情けなかったのですが、改めて仕事の進め方について考えさせられました。
12月は高専に赴任してからもっとも忙しい時期だったと思います。岩手県の田老のあるトンネルの建設プロジェクトの品質確保に関わることになり、現場へ行ったことから始まり、卒論生のコンクリート打込みが立て続け、心身ともに疲労困憊でした。大変だったのは、担当学生が一番だったのでしょうが。昨年に引き続き、新年も明日から打ち込みが始まります。
普段ストレッチや筋トレでメンテナンスをしていた「つもり」の腰も悲鳴を上げ、12/20に久しぶりに痛めました。実際には、こうやって忙しくなってくると、気付いたら体のメンテがおろそかになっており、そのツケを払っただけでした。ここでも、仕事の進め方が悪い、としか言いようがありません。自分の体は一つしかなく、体のメンテナンスも含めて付き合っていかなければなりません。自分の中での優先順位を見誤り、単に貯金を切り崩していたのです。
もうひとつ。研究室も閉めた後の冬休みの期間中ですが、じんましんが出るようになり、同時に体もだるくなって、日中は何とか子供たちと過ごしているのですが、夕方以降パワーがなくなり、研究や仕事について、何もできなくなっていました。まるで花粉症の時期のようなだるさでした。実際そうで、アレルギー体質の私の体が、この時期に活発になっていたようです。かかりつけ医が正月休み明けになり、今朝になって診てもらったところ、やっぱりそうだということで、いつもよりも強めのアレルギーの薬を処方され、だるさはピタッと収まりました。いろいろやることをリストアップして臨んだ正月休みと重なって、何もできなかったのは残念でしたが、これも自分として、付き合っていくしかありません。でも、原因が分かったのは本当に嬉しく、これもポジティブに考えるしかありません。
自分の体もマネジメントできないようでは、研究も教育も自己研さんもできませんね。
研究室内の研究指導、指示にしても、色々と身に染みました。前任校の大学では、助手という立場だったので、上には先生もいるし、という中では、いろんな意見が飛び交い、私の指示が不完全でも結果として知らないところで助けられたりして、うまく回っていることが多かったように思います。研究室の中では私がトップで、私しかいないという環境は、私がいった事が全てになります。行き違いで生じたミスも多数あったのは事実です。学生の年齢、環境、等大きく違いますが、そのような外的要因の違いにのみに求めるのではなく、やはり私がどうやって指示を出すか、そして研究室の土壌を作り出すかが、常に問われています。
新年を迎えるにあたって、大前研一氏の「決意を新たにしたところで何も変わらない(一番やってはいけないこと)」、ということで、改善のためには、「第一に時間配分の変更」、という記述を読みました。これは、「七つの習慣」でも、他のマネジメントの本でも言われていることですね。私が上に書いたすべてに当てはまります。普段は心がけている(「つもり」だけかもしれないが)が、忙しくなってくると忙しさにかまけてそれが実現できていない。まだまだあまちゃんです。 あまちゃんは2013年で終わりのはず。
今年は頑張りません。あきらめたのではなく、精神論では何も解決しないので、頑張りますをスローガンにはしません、という意味です。まずは具体的なアクションを起こすことから。
2014年1月4日土曜日
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