2014年1月14日火曜日

年中行事

本日17時は、日本コンクリート工学会年次大会の論文投稿締切りで、今頃、日本中の技術者は安堵しているのではないでしょうか。

今年も共著者の後押しもあって、何とか筆頭で投稿しました。最終的には採用の合否の判断を待たなければならないですが、とりあえず、ホッとしています。

ただし、指導する学生の研究に関しては、論文どころかまだ実験の途中なので、ゴールを本日に持ってこれなかったことは、まだまだ課題です。秋、もとい冬からコンクリートを練り始めて、今は(短期的にですが)周囲に負けないぐらいのコンクリート練りのスキルは持っているとは思うけれども、やっぱりこれは夏には終えたいところ。

今年は、高専に赴任して研究室を立ち上げ、実際の研究のスタートは大幅に遅れたので、仕方がないですが、言い訳をせずにペースを作れるかが、今年の課題です。もう1月ですから来年度の計画もボチボチ考え始めます。

他、 研究助成金の応募書類をだし、何とか、目の前にぶら下がっていた短期の締切りを脱しました。これも、機関の異なる三者の共同で申請するもののヘッドなので、年末から何度もやり取りしながら、何とか完成度を高めることができました。前職の横浜国大ではないところとの共同申請を赴任1年目に複数出せたのは、良かったと思います。これも出し続けること、に尽きます。


5年ぐらい前だったか、「時間ができたら〇〇しよう、と決意しても、その時間は一生訪れない」というような内容を読んで、衝撃を受けましたが、それを意識してから、今日までの5年間、空いた時間というのは1日たりとも無かったように思います。やっぱりその記述に間違いはなかったです。やるべきことを多数抱えながら、悶々と過ごしたことは幾度となくありましたが、時間が余ったという感覚は全くありませんでした。

これは、別に悪い意味ではなく、世の中というものはそれが正解で、その中でやるべきことをいつやるか、というスケジューリングの問題です。


幸い、昨年の赴任時からやりたかったことが、年末からとんとんと進み、月末から実際に始まりそうです。もちろん大変になることは確かですが、ここ数年間の私のライフワークになるかもしれません。これまでやってきた研究活動に続き、残りの30歳台最後2年半の集大成になればよいと思っています。そのためには、休むことなく、残された時間を有効に使って、準備をしなければなりません。JCIの締切りを気持ちよく迎えられたのは、次へのステップへの励みになります。世の中は、うまくできているものですね。


書きたいことは山ほどあるけれども、取り留めもなくなりそうなので、やめます。12月の頭から走ってきたのは一段落して、このブログを書いて、新たに走り始めました。ということで、JCIの年次論文は、我々研究者にとって、ちょうど良い時期のマイルストーンであることは確かです。初めて投稿したのが大学院1年生の時。高熱を出し、昼間、研究室で仮眠をとりながら仕上げた覚えがあります。出せなかった年もありますが、やっぱり悔しさで悶々としていました。

ただ年々執筆タイミングが遅れて突貫工事になっているのは確かで、これはしっぺ返しを食らうはずと自責の念を込めて、刻んでおきます。

JCI年次大会は今年は「高松」。3日間の大会は、全国から1000人規模の研究者が訪れます。そして、全体懇親会は、300人規模の大きなもの。なんと、私が全体懇親会の司会を担当することになりました。これは緊張で酒は飲めないぐらい、私にとって大役です。他にも適任がいらっしゃいますが、一応地元香川県内で、となると、他の先生方は、別の本体のお仕事で手一杯。若造ができるのも、これも地方にいることのメリットと捉え、頑張ります。

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