2010年12月17日金曜日

人間味のあるやりとり

実験で変圧器が必要となり、通常の業者注文では1週間はかかるので、立替購入を検討した。ホームセンターには無いとの回答だったので、東急ハンズ横浜店に電話してみると、昔は置いていたが今は取り寄せなので在庫はないという。急ぎで欲しかったのでと断って電話を切ろうとしたら、「お急ぎのようですが、もしかして横浜にお住まいではありませんか」と切り出してきた。「実は石川町(横浜市内)にミニ秋葉原電気街のような電気パーツショップがあり、確か取り扱っていたと思う」と紹介していただいた。結局はその店は利用しないことになったが、そもそも、そのような電話のやり取りをする店員さんに脱帽してしまった。なんと人間味、やさしさに溢れた方なのだろう。直接は店の利益にならないけれども、お客さんのニーズにこたえようとする姿勢はすばらしい。ハンズは、細かい専門のこともわかる技術者をお客様係として雇用していると聞いたことがあるが、多分、その店員(声から、ご年配の男性)も、昔は電気の技術者でそういうパーツ情報に詳しいのではないか、と想像してしまう。

私は、実験を進める上で全国のマニアックな店に電話することは多い。そこでは、一般客だけれども、名乗るようにしている(ただしハンズのような大店舗では、通常は名乗らない)。それは無意識のうちに、上記のような人間味のある対応を期待しているところもある。過去に、やっぱりどうしても急ぎで電話した際に、こちらの事情を説明したら、何とか間に合わせますといって、その日のうちに送ってもらったことも多々ある。
ネット注文の場合、ネットに出ている納期の記述だけ見て、OK、NGを判断する人は多いだろうが、急いでいるときは電話に限る。そんなの当たり前だろう、と思う人もいるだろうが、最近、特に学生はそうでない事が多いようだ。

研究室の事務連絡は、殆どメールにしている。そうでないと破綻してしまう。ただし何でもメールがよいと思っているわけではない。口頭で注文の依頼をもらっても、「忘れそうだからメールも後で送っておいて」とお願いをすることがある。しかし、それは口頭で連絡するな、ということではない。最近、今朝風邪を引いたからとメールで欠席の連絡を受けることが多いが、欠席連絡くらいまずは電話で話すことが必要だ、と思っている。混同してはならない。

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