2015年9月1日火曜日

噴火・土砂災害のメモ

昨日、プレストレストコンクリート工学会のシンポジウム「津波防災のためのPC構造物の可能性を探る」に参加・発表してきた。当委員会は私も委員として入っているが、実質貢献できていない。さて、その中での発表や基調講演を聴いて、土木としてきちんと「災害」のことを頭に入れておくべきと改めて感じた。土木の役割の1つに、ありとあらゆる災害に対応する、というものがある。河川専門だから自身のことは知らない、では済まされない。少なくとも土木技術者として、教員として、全ての災害について少なくとも知識の上で体系化しておく必要があるだろう。大学時代に、授業としては体系的に砂防については受けていない、と思っている。しかし、社会に出てからも日々勉強であり、自分で行わなければならない。


砂防は世界に誇る日本の技術である、という話を複数の筋から聞いたことがある。急峻な山々、山地に迫る住宅開発、多数の火山など、日本には数多くの土砂災害リスクがあるが、体系的に勉強をしたことがない。

最近、河川の河床洗掘による被害を香川県で複数例知り、そちらの勉強も始めていたところである。両者は若干異なるが、橋梁・コンクリート構造物の範疇を若干離れるが関係はしているという意味では似たような立ち位置にある。

砂防ダムの建設は、香川県でも多数行われている。今年になって近くの砂防ダムをたまたま見学する機会があり、知らないことだらけであることに気づいた。これから勉強を開始することとする。

2014年の広島の土砂災害、御嶽山の噴火、2015年口永良部島など、枚挙に暇がない。

ざっとネットで調べただけでもいくつかの情報を得て、整理し切れていないため、まずはリンクなどを保存しておくこととする。


◆土砂災害防止広報センター の活動





災害学習お役立ちページ(その通り、役に立ちそう)

非売品であるが、次の書籍がよく出てくる。ただし、国会図書館など大学opacなどに蔵書がない。

碑文が語る土砂災害との闘いの歴史、砂防法施行百年記念、砂防広報センター、1998年発行、357ページ

石碑の語る治水・利水・災害の歴史


四国災害アーカイブスの中での、砂防に関する情報



◆土砂災害に関する小説


柳田国男「空白の天気図」

新田次郎「怒る富士」

広瀬弘忠「人はなぜ逃げおくれるのか」

◆その他



◆T先生からの情報

砂防と治山がある
砂防学会があり、学会誌もある

2015年8月29日土曜日

展開図 ~さぬきかがくかん~

1年以上前に、新しい立方体の展開図を発明(?)し、フェイスブックでも速報として紹介させていただいたのですが、そういったことも世の中に発信すべくきちんと記録しておこうと思い、空き時間を見つけてcadなどでコツコツ作っていました。やっと1ページ完成したので公開します。

先に2014年6月にYouTube Channel上に 科学の缶詰~さぬき科学缶~ という番組を作り2編投稿しました。ただし、その動画だけでは面白さがわからないと思い、いつかはきちんと記録しておこうと思っていました。動画となると、対象が狭まるので、その限界も感じていました。

同名のサイトを立ち上げて、記録していくこととしました。家族の創作の記録のページにしたいと思います。ただ、オリジナリティやクオリティは重視するので、単なる子供の作品展示にはしません。初回は私の作品となりましたが。

次回は、娘が幼稚園のときに発明したトランプの遊び方紹介になると思います。ブログでは紹介していますが、文章だけなのでわかりにくいと思います。駆け引きもあり、大人も子供も楽しめるゲーム要素があります。

初回の作品は「展開図」です。


夏休みの自由研究がまだな人は、参考にどうぞ。


速報としては、2014年6月に、以下のブログにも記載していました。

2015年8月27日木曜日

高速道路を走ってみて

うちの高専は8月11日まで授業があり、その後お盆お休みを戴きましたが、8月は前半も後半もコンクリートの品質確保を中心とした現場、出張が重なり、飛び回ることとなりました。

高速道路に論点を当てて。

お盆は親族の家で過ごすために、長野県の蓼科へ行きましたが、妻と子供は一足早く蓼科に行っていたため、私が盆休みになってから追いかけて車で向かい、私の帰宅と合わせて一緒に車で高松に戻ってくる、というプランとしました。高松から蓼科までざっと500km。往路は1人の移動でしたが、連続運転の自信はなかったので、途中明石で一泊して2日掛けて向かうことにしました。


案の定、出発直前まで片付けるべき仕事が山積し、高松を出たのが22時でした。夜間の高速運転の経験は多数はありますが、夜間の高松自動車道の運転は初めてでした。


驚いたのは、夜間で視界が狭いときの対面通行の運転の怖さでした。現在高松自動車道は4社線化に向けて鋭意工事がなされています。渋滞解消というのが最大の目的と認識していますが、安全に快適に走行するという視点もあったのだと身をもって体験しました。鳴門までたどり着くと、4車線化も済んでおり、安心して走ることができました。


翌日、明石を出て、神戸、大阪、京都を抜けるところがやっぱり渋滞しました。高松にいると渋滞は殆どないため、懐かしさすら感じました。その横で、第二名神高速道路の延伸、などを見ていると、やっぱり道路インフラは大事だなと感じます。どれだけの時間ロスが発生し、コストや、コストに換算しにくい被害を受けているのか。渋滞をゼロにはできない、贅沢だという考えも聞かれますが、これだけ物流や人の交流に寄与している重要なインフラが渋滞では、ロスの方が大きいでしょう。

名古屋から諏訪までの中央高速道路の走行も初めてでしたが、休み休み行って、なんとかたどり着きました。


さて帰りは、子供たちの一声で、明石海峡大橋ではなく、瀬戸大橋を通って帰ることになりました。私も自分では運転したことがなかったので、数十キロ遠いものの、帰路は山陽道を選んで帰りました。

今回は贅沢に路線を選びましたが(距離は遠いが、高速料金はこちらが安いらしい)こうやって複数の道路を選べることも、冗長性としては必要であり、昨日の台風でも、瀬戸大橋は通行止め、明石海峡大橋は速度制限付きで通行可能、ということで、複数橋の効果は絶大でした。


全経路ではないものの、今回の旅で、八戸から福岡まで(太平洋側の)高速道路の運転を制したことになります。

実際に走ってみないとわからないことは多数あります。フィーリングで道路が いる、いらない、の判断はできない、と感じました。


体験したことがないから語る資格はない、というのは極論で、良くない考えだと思います。もしそうなら、私は子供を産むことができないので出産について語る資格がありません。そうではなく、知っていたつもりでも、やはり知識が足りないことがわかった、と謙虚になることが必要ですね。


先日、藤井聡先生の「超インフラ論」も読みましたが、わかりやすくまとめられていました。些細な指摘ですが、若干推敲が足りないような記述も・・・。対面通行は高速道路としては完成していないにしても、ゼロとして見せるのは若干違和感はありました。


2015年8月1日土曜日

サービスかモノか

車はトヨタのプリウスアルファに乗っている。2012年に購入し、覚えている限り初めてのリコールが発生したが、ニュースを見た翌日にはディーラーから電話がかかってきた。本日、6ヶ月点検であったが、併せて修理をしてもらっている。

ディーラーを離れて、民間点検と民間車検を繰返していれば、お知らせは来るのだろうか。民間車検会社の方もチェックはしてくれるとは思うが。こうやって、ユーザーを把握しているというのは、モノによっては大事だと改めて思う。



研究室の自室では、プリンターの買い換えの際に、ビジネス向けで定評のある、OKIにした。壊れにくいというネットやこれまで耳にした評判と、調べると5年間の無料保証および、5年間のトナー以外のメンテナンス部品無償交換が後押しした。これまでの経験で、必要だと感じたためである。

レーザープリンターは、良いものを買っておけば、最低5年、うまくいけば10年という印象はある。

無償修理のためにはユーザー登録が必要ということだったので、きちんと登録しておいた。3月に購入して、7月下旬の先週、致命的な紙送りのエラーが発生して、動かなくなった。

19時に電話すると、メンテナンスに限っては受付時間が終わったとのことで若干がっかりしたが、翌朝担当部署から電話もらえるということだった。翌朝9時過ぎにきちんと電話があり、打ち合わせをして10時半にはサポート担当者が研究室まで来てくれて、直ちにベルトユニット交換が完了して使えるようになった。

保証を受けるためには、ユーザー登録をすることと、ずっと純正トナーを使うという制約があるが、少なくとも今回のプリンターに限っては、私にとっては若干の安さよりも安定して動くことの方が優先されるため、今回、本当に選んでおいて良かったと思う。

トラブルが起きないに越したことはないが、今回のトラブルへの真摯な対応を見て、ますますOKIのプリンタのファンになった。


逆パターンとして、確か昨年買い換えた学生が使うインクジェットプリンターは、あまりにも値段の差があったので互換インクにしたとたん、インク詰まりが多発して、色の再現性はイマイチであるが、今は我慢して使ってもらっている。ビジネス向けなのでインクジェットは黒の発色が良い顔料系インクにしてみた。ただし、顔料系は粘性が高いようで、元々詰まりやすいという。それを互換インクにしたので、すぐにだめになったようだ。

白黒はレーザープリンタはあるので、カラーは以後買い換えるときには染料インクにしておけばつまりは少ないようだ。何事も一回目は失敗するようだ。



信頼おけるものは、モノを買うというよりも、サービスに対価を払う、という感覚に近い。プリンターについても、安心して使い続けられる権利を買う、という感じである。

2015年7月12日日曜日

道路緊急ダイヤル

道路緊急ダイヤルをご存じであろうか。

日本全国 #9910 で、道路管理者に電話が繋がり、道路の不具合を報告できるものである。人生でこれまで3回電話したことがある。

1回目は、国道を走行中に、ガードレール(中央分離帯)が走行車線側に50cmぐらいはみ出ているのを走行中に気づき、そのまま電話したものである。ハンズフリー通話ができるので、すぐに電話した。しかし、そのときは、道路緊急ダイヤルの番号をしらなかったので、110番通報した。

もし、後続車が飛び出ている中央分離帯に接触したら、大事故に繋がりかねない。警察に電話したので、当初は担当が違うとたらい回しにされそうになったが、緊急を要すると説得し、担当者にメモしていただき、その担当者から道路管理者に通報をお願いした。

その後、道路緊急ダイヤルの電話番号を、携帯と車のナビに登録した。

2回目はそれからあまり間が空いていない時期の通勤時間帯。高松でも交通量が多い、上天神交差点において、前の車両が荷崩れを起こしたのか、タイルカーペットのようなものが交差点内に転がっていた。前回に比べて緊急性は低いかもしれないが、気づいたら誰かが通報しなければと思い、連絡した。その日の帰宅時間に見てみたら、なくなっていたので、片付けられたのだろう。

3回目の今回は、7/9の朝。とある構造物の管理者から構造物の不具合の相談を受けていたので、現場を調査してから通勤しようとして、小一時間の調査が終わったときであった。

小さな市道であるが、側溝のようなものを塞いでいる金属のふたが数センチずれて、開口部ができていた。しかし、その開口部の方向が悪く、幅数センチ、長さ50センチほどの細長い開口部が、道路の左側に、道路の長手方向に平行に開いていた。

開口の状況


空き缶の大きさと比較 


閉めた状態

これは、自転車がもしはまったら、大けがをするような開口部である。

私の職業は土木工学で、土木構造物、とりわけ道路の専門家であるが、そんなの関係なく、大人として看過できない開口部である。幸い、大人が持ち上げればずらせることができる重さだったので、すぐに直した。

ただし、すぐに直せるということは、軽いということの裏返しであり、車両が通ったら再度ずれることは明かであった。そこで、前述の道路緊急ダイヤルに電話。

冒頭は自動応答サービスで、高速道路上か否かのチェックが入り、回されたのは一般道の担当者のようであった。カクカクシカジカ説明し、担当部署に見に行ってもらうことになった。ということで、一市民としての義務を果たした。

その場を直すとというところで終わる人が多いのではないだろうか。これは明らかに構造的に、欠陥のあると見なすことができる。蓋状のものは、マンホールしかり、容易に、動いてはならない。


この場所は、たまに通るので、今後どうなったのか、追跡調査をしてみたい。ただし、通報を受けた市(多分市道だと思うので)の土木職員が、大丈夫と判断してしまったらどうなるのだろうか。そこで初めて、土木技術者としての動くべきところだろう。


さて、このような通報というのは、私は市民としての義務だと思う。義務というと、反発があるかもしれないが、そもそも、全てお役所、お上がやってくれると思うのが間違いであり、少なくとも担当部署に対して、フィードバックすることは、市民としての義務だと思う。


全く不具合が起きないように四六時中全てのモノに対してパトロールするほど、お金や人は潤沢でないはずだし、そこまで税金を負担するつもりはない。今回の場合、路面の状況にまで気づかない子供が犠牲になる可能性が高いと思われる。大人なら、危ない、とひょいっとよけることができるかもしれない。

日本各地で、道路の点検技術者の育成や、市民を巻き込んでの道路の管理、道路の清掃、を行っているところもあるが、それに通じると思う。こういった不具合を、不具合であると認識するための教育活動は必要であり(今回の場合は、ちょっとした想像力、の範疇とは思うが)、そういうことを先導するのが土木技術者の役割のひとつであろうと思う。

2015年7月11日土曜日

ヨット部活動、バッテリー周りの修理

本日の練習は、国体予選(成年および少年女子)の大会運営補助だったため、学生が6名ほどお手伝い。高専の救助艇は出さないことから、先日バッテリー端子の緩みのあったバッテリー周りの配線のメンテナンスをすることになった。

私は2級電気工事士をもっているものの、エンジンのバッテリー周りはあまり詳しくないので、材質などは顧問間で打ち合わせしたり、事前に機械系の学科の先生に聞いたりして準備完了。


配線について、今後のために記録しておく。





エンジンルームの状況。
若干漏れた油がたまるなど、雑然とした印象。

バッテリーの充電は問題ないものの、端子が蝶ボルトで接続されているため、強く締めることができず、たまに端子が緩む自体に。そうすると、その部位での抵抗が大きくなるためか、エンジンの始動の電流が足りなくなるようで、エンジンが始動できないことがしょっちゅう起こっていた。

前回は、普段トラブルに遭遇しないメンバーが、大会運営補助の朝に始動しない状況になったものの、私に電話があり、過去に端子が緩むことを告げて解決した。部内の情報共有も大事であるが、大会運営の際に連盟に貸与することもあることから、常時安定して起動できる必要があった。

よって今回の主体は、バッテリーの接続が緩まないようにメンテナンスすることにある。



これが、現況。銅もしくは銅メッキの端子。表面が酸化している。バッテリーは交換しても、端子はそのまま使い続けられているようで、締めるボルトも若干ねじ山が丸くなっていたので、今後のために交換することとした。

最終的には、ホームセンターで手に入る一般的な端子とした。

亜鉛合金、真鍮メッキのものであった。


まず、古い端子を外した後、バッテリー自体の端子を、耐水ペーパー(細かい紙やすり)で磨いて表面の酸化膜を除去。


端子を新しいものに交換。

元々、付属の蝶ボルトであるが、蝶ボルトは締め付けの管理が難しいことから、六角ボルトとする。

ステンレス、M10の六角ボルト、およびスプリングワッシャ、とした。



このような狭い中での作業。

バッテリーを置くための台は、木製。FRPにビスで固定されているが、この木板が腐食してしまっていたので、新しく作り直すことに。




このように外す作業も一苦労。


プラス12Vの端子には、端子のオプションの接触・感電防止のカバーをつける。よく見ると、既存の状態もカバーは付属していたが、硬化して脱落していた。


これが外した端子の状況。緑青も出ている。酸化膜を除去すれば再度使えるかもしれないが、数百円なので今回は交換。


作業中の様子。

このように、既存のものと同じ寸法で木材で台も作り直し。


このように、ほぼぴったり。

この木の台を、エンジンルームの床にビスで固定する。ビス位置は、古いものから穴の位置を写し取って、同じ位置にビス留め。


ケーブル側の圧着端子も表面に酸化膜が生じている。こちらの交換は用意していないので、これも耐水ペーパーでこすって新しい面を出す。


このような感じで、ボルト、緩み止めのためのスプリングワッシャ、を入れる。


スパナで締める。モンキレンチだとボルトの角をなめるので、適切なスパナを使う。これと同じ径のスパナも、救助艇の緊急部品用具入れに常備するようにした。


プラス端子の締め付け完了。


このように、プラス端子には接触防止のカバーもつけ、反対側のマイナス端子も接続完了。カバーをつけずに、マイナス側をスパナで締めるのは、短絡(ショート)の恐れがあるので、行わないこと。(なければ、乾いた布で覆うなどする)

ナイフスイッチも、金属を磨いて地金を出す。


エンジンのオイルまみれで、手が真っ黒。


このように作業完了。従事時間は、3時間強。


救助艇マゼランの全景。


2018/8/25(追記)
購入から6年程度が経過したこのバッテリーだが、起動しなくなった。現場でのテスターでは0.1Vとの報告である。
ガソリンスタンドで点検してもらった結果、液面が低下しているが、濃度は十分という。当初は充電も検討したが、6年経過も考慮して、購入した。型番は、130F51である。たまたまスタンドに在庫が有り、19000円+税であった。
トラック用の容量のため、市内のカー用品店では在庫はなかったが、たまたまハーバー近くの出光のスタンドでは在庫があった。
最近、マゼランのセルのかかりが悪く、エンジンを吹かしながらかけていたが、それが不要になりすぐにかかるようになった。

2015年7月5日日曜日

スーツケースに対するニーズ

12月に購入したスーツケース(正確には、ソフトキャリー)が壊れたのは2回目。

購入価格1万円程度のもので、激安(5000円)ではないが、高級品(ソフトなら、高価なものは3万円程度)でもない。激安を買わなかったのは、ちょっとした使い勝手であるが、名の通ったメーカーであれば修理体制もしっかりしているかな、というのもあった。

1回目は、購入後1ヶ月程度で、2回目の使用の際に、ハンドルの動きが悪くなったもの。明らかに初期不良だと思いつつ、購入店(高松市内の大きなモール)へ。

私「初期不良でしょうか」
店員「本製品はメーカーの保証期間というものはありません。メーカーが判断して、無償の場合と有償の場合があります」

店員「お急ぎですか」
私「スーツケースは予備は持たないので、これしかなくて困っています。急ぎです。」
私「修理期間の代替品はありませんか」
店員「そのようなサービスはありません」

結局、初期不良扱いで、無償修理だった。

2回目は、この間の7月の出張時。タイヤの軸が曲がったようで、タイヤがスムーズに動かない。ブレーキがかかったような感じで、歩くたびに、筋力がつきそうな野球部の重いコンダラ状態。

再度店舗へ。

(本日、上記の問答の繰返し)


さて、どうなることやら。書籍を入れると重くなって、動的な影響も含めて曲がったのであろうが、私にとっては、それが通常の使い方なので、しょうがない。この際、有償でも無償でもどっちでも良いことである。それが論点ではない。


もし仮にこれが車だったらどうだろうか。多くの場合、ディーラーに修理に出せば、代車というサービスがあり得るし、それを期待することはおかしなことではない。車がなかったら困るわけで。修理の事由によっては代車が無償や有償であり得るだろうが、それは仕方がない。


では、今回のスーツケースの場合はどうだろうか。

スーツケースにたいして、予備を持っている人は普通は居ないだろう。私は大小もっているが、同容量は1つのみ。同居人が同じようなものを持っている、というのはあるだろうが。

故障はたまにしかないけれど、使いたいときにないと困る。ユーザーの私としては、是非、店舗に対して、オーソドックスなもので良いので、修理代替品を用意して戴きたい。店舗内に、様々なメーカーやサイズ、色のラインナップまで自由に展示しているので、そこから数個だけそういう代替品を作ったとしても、十分ペイできるのではないだろうか。


そういうサービスをしていない、というのはわかるが、そもそも、客(少なくとも私)は、スーツケースを買うことが真の目的ではなく、必要なときにスーツケースが利用できることに対して価値を見いだしてお金を払っている。よって、それが、メーカーの理由、私の理由に関わらず、使えなくなる状態が続くのは、困る。困ることに対しては、コストを負担する覚悟はある。


最近、Appleが、音楽定額制サービスを始めた。携帯電話も今や通話料金やパケット定額、というのが主流である。あれだけ携帯電話通話料金は高いんだ、と10年以上言ってきた携帯キャリアが、手のひらを返したように定額通話を始めたのにはたまげたが、そもそも結局はサービスに対して対価を払うのであり、スーツケースも、そのように考えても良いかもしれない。

プリンターも、そういうところがある。メーカー純正品の消耗品を購入してもらうための囲い込みであるが、ユーザー登録すると、修理は無料というのもある。研究室で購入した、OKIのレーザープリンターがそうであった。

よく考えると、服のサイズがSでもLLでも通常は価格が一緒だし、飛行機も、高速道路も。ライス大盛り無料の店もある。そもそもビュッフェ形式も。ホテル料金は日本(人数に対してチャージ)、海外(部屋に対してチャージ)とでは扱いが異なるが、もっと海外旅行客を受け入れてくると変わるのだろうか。



関連してもう一つ思うこと。家庭で困るのは、家電が急に故障すること。特に困るのが、夏の時期のエアコンの故障。なぜかというと、通常の販売店では、夏はエアコンの販売のかき入れ時で、申し込んでから工事まで1週間待ち、等を聞いたことがある。もしその時期に壊れたら、リスクが高い。工事の予約順位は、通常はお金では買えないので。

提案する。メーカーが顧客を囲みたかったら、例えば故障に伴う、同メーカー品への買い換えは、優先的に工事を回してもらう、というサービスはできないだろうか。

メーカーでなくても、販売店(○○電気)単位で実施することは可能かもしれないし、その方が、継続的に買ってもらえるから良いのだろうか。詳細まではわからない。



そもそも、上記のことを突き詰めると、販売よりも、リースという概念になるだろう。修理代替品を提供する、買い換え時に便宜を図る、というのは、「リース」と「(これまでの)買い取り」の中間に位置するだろう。定額サービスのように、今後、サービスに対する対価を払う、という風に全体的にシフトしていくのであろうか。

ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...