3/8の夜(18:00-21:54の4時間!!!)に、BS日テレで、映画「黒部の太陽」が放送されます。
黒四ダムの建設のドラマです。石原裕次郎と三船敏郎の二大主役が共演。
数十年間ビデオ化されなかったのが、昨年やっとDVDが出たものです。
黒部の太陽を語らせたら長いのですが、ちょっと知っている小ネタを。
黒部の太陽 豆知識:
1)トンネル内部の映画セットは、熊谷組の敷地に暗幕を張って作っている。昼間は暗幕の穴から光が漏れて入ってくるので、夜に撮影している。
2)トンネル破砕帯の大出水の場面で、本番ではリハーサルよりも水が出過ぎた。巨大な水タンクは、水圧で自動的に壊れるコンクリート板でできていたが、本 番のコンクリート施工で壁厚が厚かったため、リハーサルよりもタンクに水が多く溜まった時点で壁が壊れた。
(より正確に記述すると、撮影前にコンクリート板にひび割れを確認したため補修して厚くなった)
3)その出水時の際に、石原裕次郎は手を骨折している。
4)それを助けに行ったのが熊井啓監督。万が一のために、熊谷組のヘルメットをかぶりスタンバイしていた。出水時に、作業員が皆出口方向へ逃げる中、逆に一人トンネル切羽(先端)方向に走っているのが熊井監督。映画で確認できます。
以上に示した小ネタは、全て熊井監督の本からの情報です。
熊井啓著:映画「黒部の太陽」全記録 (新潮文庫) (黒部の太陽~ミフネと裕次郎~(新潮社単行本)の改題)
この映画の原作は、上記の紛らわしいタイトルの本ではなく、木本正次著「黒部の太陽」です。お勧め。関西電力社長がカッコいいです。トップの決断はこうあるべき。番組のホームページは画像をクリック。
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