2019年9月2日月曜日

レンタサイクルを使うべし

明日から高松に入られる土木学会参加の1万人の皆様。
市内を廻りたければ、レンタサイクルを借りて下さい。先に借りる期間を定めずに6時間100円から借りることができます。24時間で200円。

1)高松に着く
2)日中に、レンタサイクルの会員登録をする。【会員登録できる時間帯があるので】
3)とにかく借りてしまう。6h100円からスタートするが、先に使用予定時間を宣言する必要がないのが良いところ。ざっくり言うと、24h200円。
4)ホテルから香川大学もレンタサイクル移動が便利。
5)早朝のうどん屋さん訪問、栗林(りつりん)公園散策は、涼しい内にレンタサイクルで。(ステーションは7-22時なので、前日の内に借りておく)
6)飲んだら乗るな、押せ。
7)商店街も、押せ。


・例えば3日間(72時間)の利用であれば、一度借りて、返却時に24時間毎に200円(初めの100円を引いて500円)が課金されると思えば良い。
・市内各所にサイクルポートがあり、借りている期間中に何度も返却して、再度無料で借りられるようになっている。借りた自転車が固定でなく、自転車を借りられる権利を買うという感じで、返却ポートと、次に新たに借りるポートが一致していなくて良い。
・ただし、24時間を越えて一度返却するとリセットされるので、頻繁にポートに返却・貸出を繰り返しながら滞在中のの数日間を過ごすとすると、平均1日300円程度かかると思えば良い。

5年前の学会in高松の時にも似たような情報提供をしていました。
https://kazuh-hayashi.blogspot.com/2014/07/jci4.html

【9/17加筆修正】

香川県庁舎東館の見学

取り急ぎ、Facebookに投稿した転載です。

丹下健三設計、香川県庁舎東館。

免震工事中ですが、ビューポイントもあり、土日および、平日の県庁閉館時間でも満足する見学ができます。

南西の展望台から全景を、そして北側面からは真下を歩けます。

平日の開館時間なら、一階の受け付けでパンフレット受領を。さらに、低層棟の屋上に上がって至近から観察をぜひ。























高松の町

明日から高松に入られる土木学会参加の1万人の皆様。高松が初めての方には、JRとコトデンの区別もわからず、どの辺が飲み屋の中心地なのかがわかりづらいと思うので、オーソドックスな解説図を作りました。

地元の人からは、細かいところに突っ込みはあろうかと思いますが、高松の「た」の字も知らない人には、まずこのぐらいのざっくりとした図を頭に入れておくとよいかと。

画像に落としたものを貼り付けておきます。

(パワーポイントのファイル、pdfファイルが必要ならご提供しますが。)


満濃池(まんのう池)

土木史にも出てくる香川県のため池「満濃池(まんのういけ)」。

香川県出身の空海が作った(実際には修復した)という断片情報はあるが、一体何が凄いのかがよくわかっていなかった。地元の土木遺産なのに知らないというのが恥ずかしく、悔しかった。

話は昨年に遡るが、2018年8月に、私の出身の横浜国立大学コンクリート研究室が夏合宿で香川も訪問するということで、私がアレンジさせて戴いたが、いくつかの見学先のひとつに、満濃池を入れた。その時はまだ詳細を知らない状態であったが、先にやるぞと宣言してから始める手法ある。その後、1ヶ月ぐらい、色々と文献を読んだり、管理している土地改良区へヒアリングに行ったりして自分なりに要点がわかってきた。

前に衝動買いで中古で1万円で買った、「明治以前日本土木史」の復刻版も死蔵しかけていましたが、この時に効果を発揮した。良かった良かった。

その結果、私が調べた中では、個々の特徴の資料やweb掲載はあっても、その要点がわかりやすい形で網羅的に掲載された資料はないことがわかった。満濃池という地元で貴重な土木遺産があるわけだから、その魅力を誰かが取り纏めなければならないと思った。

現地を訪れてどういうルートで見学すべきかについても、あまり情報が無かったのでそれも入れる必要がある。

と言うことで、完成したものはこちら。

満濃池を説明する資料は、以下のpdfを見て戴ければと思う。元はパワーポイントなので、欲しい方はメール下さい。

満濃池の説明資料のダウンロード


満濃池、すなわちため池の凄さについて少しお話ししたい。

幼稚園児でも砂場で穴を掘って水を貯めて、ため池らしきものを作る。ため池の何が難しいのだろうかと、少なくとも私はずっと思っていた。砂場との大きな違いは、水を定期的に利用することである。

水は貯めなければならないが、同時に、農業用水として春から秋にかけて有効に使わなければならない。すなわち、水を「出す」機能を作り維持するのが非常に難しいのである。

砂場で、ダムらしきものを作ったとしよう。水を使うために側面の下の方に、小さな穴を開けたとしよう。さあ水が出てきた、では数秒後どうなるか。その水みちの周囲の砂が掘られて、一気に水が流れ出して崩壊したことだろう。

それを、実際の構造物として作らなければならないのである。

上記で取り纏めた私の資料から抜粋する。

要点:
・「池」でなく「ダム」である。堤体高32m。
・壊れて直す、の繰返し。当初は構造体を壊れないようにすることが技術的課題。
・温かい水を取水する装置の開発。
・堤体が完成したら、次は木製樋の劣化と改良の歴史。
・水不足による嵩上げの歴史。
・近年の流域面積の拡大。
・要所要所で活躍した土木技術者。

このような歴史のドラマが満濃池にある。

行きたくなったでしょう?

2019年9月1日日曜日

青雲橋の見学

橋梁技術者なら聞いたことがある、青雲橋。

日本で初めてfib最優秀賞を受賞した橋です。

紹介サイトの例

それが、徳島県の西の山奥にあります。香川県の豊稔池堰堤から、山道や高速を使って1時間弱で訪れることができます。

北緯 33.9607512
東経 133.746124
で探してもらえば、わかるとおもいます。

グーグルマップならこちら。
https://www.google.co.jp/maps/@33.9607512,133.746124,16z/data=!4m2!6m1!1s1Ew619oluiJbLN4B0Z5oNVkehj2w


以下の3枚の写真、2018年8月、横浜国立大学コンクリート研究室夏合宿と一緒に。
撮影:カワニシノリユキ氏














吉野川の支流のはずなのに、銅山川って何、と思ったら、愛媛の別子銅山の「銅山」でした。四国の河川は、実は、山奥では分水嶺と県境とが一致していない箇所があるのです。

四国の水がめ、早明浦ダムは、香川にとっては命ですが、高知県。また別の機会に話題提供しましょう。

豊稔池の見学

高松から車で1時間の所にある、豊稔池ダム(豊稔池堰堤)について、レンタカーで見学したいという方もいらっしゃると思います。

HPに概要は載っていても、そもそもどういう風に見学すればよいかのイメージは掴めないと思うので、解説します。

パワーポイント、PDFでも配布したいのですが、取り急ぎ画像化したものを貼り付けます。



参考文献①:辻幸和,宮原輝夫,80年を経たマルチプルアーチ式コンクリートダムの豊稔池の建造と改修,コンクリート工学,2011.4(pdfあり)
参考文献②:辻幸和,マルチプルアーチ式へ設計変更した豊稔池堰堤,コンクリートテクノ,2018.8

さて、豊稔池まで来た人は、是非足を伸ばして、青雲橋までお越し下さい。リンクはこちら。

2019年6月10日月曜日

目標の設定の仕方について

 思考の整理のひとつであるが、小さい頃から考えていたことを無性に整理したくなった。
 目標の設定の仕方について、いくつかの観点で分類できる。思い付くままに3種類の設定方法を考えた。

1) ゼロサムか、そうでないか
2) 相対的な評価か、絶対的な評価か
3) 評価が他人からによるもの、自分で下すもの

 ゼロサムとは、一方の利益が、他方の不利益になる考え方である。1)の例を挙げる。スポーツなどで○○大会優勝を目標とする方法である。これは明らかに、2名以上がそれを希望したら、絶対に、両者の目標が同時に達成されることはない。1人が達成したら、他者は達成できない。
 2)の例は、相対的な評価としては○○大学合格、のようなものか。定員40人に対して、41人以上いれば、全員が合格することはない。絶対的な評価として、入試得点○点獲得は、全員が達成することはある。

 教育や、指導を行う立場からは、ゼロサム、相対的評価をゴールを設定することは、際どいことがある。
 まず、相対比較になってしまうため、レベルが高まってくると、頑張りや、教育指導とは離れた評価となってしまうためである。あるレベルに達しているのに、目標に到達できないということが起こる。勝負の世界では、頑張って上達して、教育上何も申し分ないものの、たまたま相手が強かったために、勝てない、選ばれない、ということが生じることがあり、その場合の評価はどうなるのか。高校野球の甲子園出場を考えてもらえれば、わかりやすいだろうか。県で1位、2位を争う強豪校は、それほど力の差は無いと私は思う。当日の運のような側面もあろう。若年者は特に「ゴールに達成できない=挫折」というような自己評価になりがちである。努力の割に、達成できない人が多すぎやしないだろうか。

 ブラックジョークや、星新一のショートショートなどでよくある話だが、「世界最速の車が欲しい」「世界一頭が良くなりたい」という願いに対しての魔法使いの答えが、自分が速くなるのではなく「他の車がメチャクチャ遅くなって」それが達成されるという鉄板ネタがある。すなわち、結局の所、そういう面も多々ある。足を引っ張ることが、目的の達成になり得るということは、仕組みとして脆弱に感じる。

 ノートパソコン世界最軽量で、NECとFujitsuがしのぎを削っている時期があったが、そのお陰で人類は劇的な進歩を遂げた。そもそもPCは人間にとって何グラムでなければならない、という絶対的なものというゴールはなく、時代とともに変わり得るためか、そもそも人間は確定的には設定できない。そうやって競うことをひとつの目安としていれば、結果として人類の発展に寄与するのである。このように、ゴールが設定しづらいもので、かつ企業としての長い闘いを行う時間があることが約束されているときには、この方法で突き進むことに間違いが無いように思う。そういう関連した側面を、意識する/しないは別としても、結局その闘いによって人類の幸福がもたらされている。

 ただし、教育や、若年者の成長という、対象者にとって期限が限られていることがらに対して、そういった相対的な目標設定がなされることは、本当に良いのだろうか。

 ○○会社に就職したい、それ以外の選択肢は考えない、その会社に就職できなかったら挫折、ということもよく聞く。
 では、▲▲技術者として活躍したい、という目標設定であれば、すぐには答えは出ない。

 最後の3)について。サービス業というものは、概ね人からの評価によって成り立つので、人からの評価を切り分けることは難しいだろうか。例を挙げると、医者になって活躍したい、という場合は、人から感謝されたいという面があり、活躍したいというのは結局他人の評価なのだろうか。まだ議論が雑なので、もう少し深い考察が必要な気がする。
 イチローの野球への取り組みは、自分自身の評価かもしれない。自分が納得したスイング、守備をしたい、と。

 このような観点で整理すると、見えてくるものがある、と思っている。小さい時から違和感を感じていたことであり、結論は出ないものの書くことで少し整理がついた。

ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...