2017年12月20日水曜日

異音、振動、異臭

某輸送インフラ系の話ではない。

研究をしていて、それ以前に技術者として活動をしていて、はたまた(昔の話であるが、まだ話せない赤子の)子育てをしていて、不具合の察知をするのは、音、臭い、などの五感である。

橋梁の不具合において五感に現れるのは、路面の段差の発生(走行車両による異音)、橋自体の異音の発生、橋自体の振動の増加、等であろう。部材の腐食などが、最終的に人間の目や耳に触れる不具合になること自体、結構ひどい損傷になっている場合が多いが、少なくともその段階まで来れば検知できなければならない。

場所を自宅に移すが、購入したマンションは築15年を越えているが、リビングのドアの立て付けが悪くなっていた。蝶番から異音がしたり、たまにドアの開閉が硬くなるというものである。構造として微調整する機構はあるが、すぐに緩んでくる。2年以上延命したが、最近は調子が良いなと思っていた矢先、その部品が破断して、動かなくなった。妻から緊急メールが来た。何が緊急かというと、ドアが閉められないために寒いことが緊急であると。廊下に繋がる別の部屋のエアコンをつけ放しにして対応。

私自身としては準備は考えていた。もし壊れたら、同じ部品を使っている家中のドアの部品を外して取り替えればとりあえず大丈夫、ということは元からわかっていたので、妻からの緊急連絡メールにも、冷静に対応し、家に着いたら淡々と交換して事なきを得た。


ネットで検索すると、その部品単体では、3000円+税金(送料込み)で、売られていた。製造中止になっていても、きちんとメーカーが部品提供してくれるのは頼もしい。

右:壊れた丁番、左:届いた交換部品

もし、それをマンション管理会社に連絡して、関連の業者へ来てもらったら、値段もそれなりにするし、まずは、見積もりに来てもらうこと、工事に来てもらうことで、時間の調整と、お客さんが来るということで気遣いが必要になる。

ともに部品を外してみると、金属部分が破断して粉々になっていた。粉々になったのは、最終的な結果であり、異音がしたり、立て付けが悪くなっていた段階では、マイクロクラックが入って剛性が低下したり、それによりネジが緩み始めていたこと推定できる。

今考えれば、異音がしている段階で、余り使わない部屋の部品と交換しておけば、結果としてもっともっと延命できたかもしれないが・・・。

人の安全に関するものは、実験や家の生活の基幹となるものであれば、あれ?いつもと様子が違う、と気づいた時点で点検し、交換や修理の手配を考えなければならない。では、そこの段階で動けるか、というのが、優れた技術者とそうでない技術者の分かれ目と思う。前者でありたいとずっと思って生きているし、それが私のやり方である。

そういった細かいことも、出来事としては忘れてしまうことが多いので、ブログで蓄積していきたい。


Acrobatのソフトウェア購入維持の話

PDF作成や編集として、AdobeのAcrobatがあるが、以前に比べて高くなったイメージがある。PhotoshopやIllustratorなどは使っていないので、それらのセットは買っていないので単体で考えた場合の話である。

最近は、教育機関であっても、業務に使える(校費として買える)アカデミック版というのはなくなったようだし、スキャナを買ったらAcrobatがついてきたというのも過去の話。

Pro版とStandard版の違いまでは使いこなしていないので、どちらでも良いという条件で比較する。全て、ネットを参考に見た価格なので、正確な見積もりは異なるかもしれないことを断っておく。

Acrobat 年額版(毎年払い続ける) 20736円(利点:最新のバージョンが使える)

Acrobat 永年版(買切り) 24840円(欠点:2017年版を使い倒す。新しいバージョンが出ても乗換えられない。また、新バージョンの場合、アップグレード対象外)

Acrobat パッケージ版(買切り) 42550円(利点:新バージョンが出た場合、新バージョンのパッケージ版にはアップグレード版がある見込みで、本製品がアップグレード対象となる。もちろん有料だが、半額程度。)

Adobeは、製品リリース後5年間で、不具合修正のサポートが切れるので、現行の2017年6月に出た2017年版を使いたおそうとすると、残り4年半ある。

また、新バージョンは、2~2.5年に1回リリースされているようである。

そう考えると、中央の永年版買切りが、良いような気がする。最低残り2.5年はセキュリティ的に大丈夫だし、途中で新しいバージョンが出て、非常に良い物であれば、同じものを買えば、結果として現行のものをいれて2ライセンスに増える。1つは編集も重視、1つは変換のみに考えれば、研究室で複数あっても良い。

2017年12月19日火曜日

高専という職業 特に香川県の話。

ある思いがあって、過去のエントリーを再掲紹介します。

高専という職業
https://kazuh-hayashi.blogspot.jp/2017/06/blog-post_11.html

11/22シンポジウム終了

11/22のシンポジウムは無事終了しました。

次のステップは実践活動、と思いますので、止まることなく邁進したいと思います。

先週、香川県内のある地域の建設系組合の方に対して、コンクリートの品質確保の講演と、意見交換をしました。彼らに対する情報や技術のニーズは多数あることを再認識し
ました。着実に進めていきます。

来月も、別の地域の建設業の方の講習会。こうやって複数の所から動きがあり、とても楽しみです。

2018年度は、私が委員長となり、日本コンクリート工学会四国支部のコンクリートの品質確保の委員会を立ち上げることが先日の会議で承認されました。これをひとつの動きとして、各地で分散的に進んでいる動きをまとめていきたいと思っています。


ブログの移動(に近いもの)

表現活動の主体をnoteに移行しました。時間をかけた論考などはnoteに集約するようにします。こちらのブログはアーカイブとして残しますが、過去に力を入れた執筆したものは、再編集してnoteに投稿することもあります。 https://note.com/hayakazuh このブログ...