同じ学校出身の先輩、というのは、直接知らなくても何か連帯感がある。
杉原千畝氏の奥様の杉原幸子さんが(旧制の)高松高校卒業生であることを、同期の紹介で、つい最近知った。彼女のサポートもあって、偉業を成し遂げたというドラマを知り、涙が止まらなかった。
参考文献:高松高校同窓会東京支部(東京玉翠会報No.34(2016年) pdfの24ページ。同窓生でなくても、感銘を受けると思います。ファイルは重いですが)
昨日、家に会報が届いて読んでいたら、香西 秀信氏も高松高校の卒業生だとわかる。先輩が執筆した書籍の寄贈コーナーを見て、そのことがわかった。
彼は、ディベート、議論、反論、レトリックなどの著書を多数書かれている。私が前職の大学で、学部生向けのオムニバス講義でディベートの授業をすることになったとき、5冊ぐらい関係図書を探して勉強したことがある。そのうちの大半が、香西氏の書籍であった。授業はオムニバスで3コマ程度を3年程度実施しただけだったが、ディベートについてこれまできちんとしたことを勉強したことがなかった私にとって、非常に勉強になり、議論をする際の基礎知識として、今も血肉になっていると感じている。
改めてネットで検索すると、宇都宮大学教授だということの他、実は2013年に55歳のときにご病気で急逝されていたことがわかる。ネット上では、研究者等のブログでそのことが多数触れられており、その分野では第一人者の方だったということだった。著作に触れて読み込んだのは10年ぐらい前でその時は高校の先輩だとは知らなかったのだが、ここに来て繋がったことに感謝している。愛読者として、後輩として、遅ればせながら、お悔やみ申し上げる。
高松高校同窓会も運営は厳しく今年から年会費が値上げになり、1000円から2000円になったが、こういう繋がりを持てることが、お金に換えがたいものであると実感した。年会費は大学時代から毎年振り込んできたつもりであるが、昨年に限っては忙しさにかまけて、会報を開封したきりそのままにして振り込んでいない振込用紙がずっと自宅の書斎の前に貼ってあったが、今回は昨年分と合わせて振り込もうと思う。
今年1月には、高校卒業22周年(2年遅れという)の同期会をした。今、2年後の大学卒業20周年の同期会に向けて、同期の幹事と話を始めているところである。
2017年7月19日水曜日
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