まずは、面接試験日が重要業務と重ならないことを祈るのみです。裁判員裁判は最近は業務の都合を理由に欠席・辞退できるようですが、技術士試験は、一切変更できないので、欠席イコール来年度筆記試験からまたどうぞ、という冷たいものです。
受験資格は通常は実務経験7年(4年に短縮できる場合もあり)なので、大学院修士1年の時に1次試験を1発で通ってから(当時、大学の同期で通ったのは2名でした)、修士2年時の1年間を実務換算して、社会人6年を経験した、2007(平成19)年が初回でした。その時の受験票が残っています。恥ずかしいですが、8年目の受験となります。
準備不足で当初は嫌々受験していたので、願書は出して未受験ということもありました。周囲で同期が通り始めた頃から、本当に通りたいと思うようになり2010年頃に頑張って受けたつもりでしたが、連続して一般科目のみがネックで落ちていました(分野毎の合否判定がでます)。
高専に転職した2013年は願書を申し込んだものの、新しい環境で手一杯で初年度は未受験で敵前逃亡。2年目の2014年は担任を持つようになりさらに新しいことで余裕はないだろうと久しぶりに願書を出さない年でした。今年は赴任3年目で、もう弱いことは言ってられず、今年受験しなければ、来年以降も逃げ続けることになるだろうと、背水の陣で臨みました。筆記試験も満足して書けたし、択一問題も15問中14問合格で、自信はありました。
明日届く郵便で、都合が悪い日(私のみが講師の講習会とか)と重ならないことを祈るばかりですが、きちんと準備して面接を受け、なんとか今回が最後の30歳台で合格したいと思います。
土木以外の人から、技術士って何と聞かれるので、比較の説明を考えてみました。技術士(建設部門)は、建設分野では相当大きなウェイトを占める資格です。しばしば、一級建築士と比較されます。
日本において、
一級建築士 の国家資格を持っている人、約40万人。
技術士(建設部門) の国家資格を持っている人、約4万人。
です。
ちなみに、対受験者(試験辞退を除き、実際に試験を受けた人を母数に)の合格率は2014年度で12.6%。一級建築士も、たまたま小数まで値が一致しましたが、2015年で対受験者で12.6%。
合格者の平均年齢は、技術士(総監部門を除く、全部門)は41.6才(2012年度、日本技術士会HP)、一級建築士は32.1才(2015年、建築技術教育普及センターHP)でした。